すっかりパリ生活

すっかりパリ生活

パリの日々の生活をつづります

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いよいよ始まったワクチンパスポート。
映画館や美術館などの文化施設は既に先月から始まっていましたが、今日からデパートやレストランなども対象となる。

まだ一回しか接種していない私は、今日から喫茶店すら入れない。たとえ屋外のテラス席であっても!モーニングコーヒーの至福のひとときも、しばしお預け...ショボーン

接種証明書。接種回数の記載が2/2になって、更にはそこから2週間経ってからでないと、どこにも入店できません。トホホ。
しばらく外食はお預け。ランチは当分の間、テイクアウトと、お弁当でやりくりか。

フランスのオートリーヴという村に、興味深い観光スポットがあります。それは、ある郵便局員が作った理想宮。
時は1900年前後。郵便局員シュヴァルは、来る日も来る日も石を運び、石を積み上げ、理想宮作りに励みました。家族や村の人々にどんなに変人扱いされても、ひたすら続けました。
建築の知識があったわけでもない。村を出ることすら滅多にないような人。33年間かけて、ひたすら手作りした理想宮。
石だけでなく、所々、貝が埋め込まれていたり。
ソクラテス、アルキメデス、ウェルキンゲトリクス、と彫られた像たち。
ヒツジかな...。なんとなく出てる素人感が、どことなく可愛らしかったりもする。
所々にメッセージもある。

運ぶ郵便物の中にあった絵葉書から世界を見ていたとも言われます。実際見てみると、この建造物の大きさと、施された装飾の細かさに驚かされます。

夢を夢で終わらせない、コツコツと努力して手に入れることの大切さを教えてくれます。

ドライブしていたらこんな夏たっぷりの光景に遭遇。思わず車を脇道に停めて撮影。ヒマワリってなんか元気が出るお花。南スペインまで行かなくても出会える風景に心が踊る。
あと、私が好きなフランスの田舎風景の一つはぶどう畑。規則正しく植えられたぶどう畑の丘。冬は葉っぱがなくて寂しいけど、夏はこのように緑が美しく、近寄れば、ぶどうの房も見えます。
ここはクロゼ・エルミタージュという村。美味しい赤ワインが、この葡萄から作られる。沢山陽を浴びて美味しくなってね。でも今年は記録的に雨量が少なく暑かった春。そして、これまた雨量の少ない夏になる予感。この天候はワインの味にいかに影響するのか...。