前回の続きです。
私が麻酔から覚めて、ちゃんと認識した時には、もう病室のベッドで横になっていました。
看護師さんに「どうですか?痛いところとかありますか?」と言われて「トイレに行きたいです!膀胱が破裂しそうです!」と答えると「さっきもそんなこと言ってましたね〜」と。
さっきっていつ???
全然記憶にないのに、私は「トイレ,トイレ」と言ってたのかしら
看護師さんは「でもね、尿に管を入れてあるし、ちゃんと尿も出ているから」と言うのですが。
いやいやいや!
「これはもはや拷問レベルでトイレを我慢させられている感じなんですけど」
確かに物理的には漏らしてしまうということはないのでしょうが、実はこの感覚、本当にツラかったです
カテーテルが『トイレ行きたい神経』を常に刺激していたのかしら…
看護師さんは、私が『術後の痛みをトイレに行きたいと錯覚している』と思ったのか「痛み止めの坐薬を入れましょうか?」と。
違うんです
痛いんじゃないんです。
ただトイレに行きたいだけなんですぅぅ
「痛くはないので大丈夫です」とお断りして。
しばらくは『トイレに行っちゃいけない拷問』をグッと堪えていました。
※後日、ネットで検索したところ、やはり膀胱上部にセンサーのような神経があって、そこにカテーテルが触れると尿意を感じるとのこと。
そして、その不快感は解熱鎮痛の坐薬を使用することで改善できるとされているそうです。
よって強烈な尿意を感じた場合は坐薬を使ってもらうのもありなんだと思います。
そして自分がオムツをしていることに気がつきました。
あれー?そういえば。
尿は管から排出しているのになんでオムツをつけるのだろう?と思いましたが、カテーテルの装着はそもそもショーツでは無理なのかも。
プラス、あとから看護師さんが「出血の様子を確認しますね」とオムツを見ていたので、おそらく術後、出血があるのでナプキン代わりにもなっているのかもしれません。
それにしても……。
全然夫が病室に来てくれません。
ま、まさか思っていたよりも状況が悪くて術後の説明が長引いているとか??
そうだとしてもさすがに長すぎる〜!
なんで来てくれないの〜〜
と、まだ少しウトウトしつつ思っていました。
どのくらい時間が経ったのでしょう。
ドアをノックして「お疲れ〜!」とメチャ明るい様子で夫が入ってきました。
私は「もぉーー!遅いよ。何してたのー!!」と第一声が文句と言う……
それから術後の説明を受けたこと、手術室手前で一度対面していることなどを聞いて、そのまま病室に同行できるのかと思っていたら、
「ご家族は面会時間の13時になってから病室に来てください」と言われていたことを知りました。
結局、夫は一度外に出て昼食を食べたりして13時になるまで時間を潰していたそう。
たとえ手術日でもルールが徹底されているのですね
夫は「とにかく無事に済んで良かった」「安心した」と何度も言っていました。
やはり初めての入院&手術は本人だけではなく、家族にも大きな心理的ストレスをかけているのだなぁと実感。
術後の先生からの説明は絵を描いてくれて説明してくれたそうです。
「子宮筋腫もあったんだって!」と言うので「うん、それは前からあるよ」と言ったら驚いていました(数年前の人間ドックの時に筋腫があるって言われたと言ってあったはずだけどね)
摘出したものは見せられなかったとのこと。
そうなんだ…。
夫が手術した時も妹が手術した時も、摘出したものを確認したので見せられるものだと思っていましたが、すべてがそうと言うわけではないのですね。
まぁ、見たくはなかっただろうから良かったですが。
そんな話をしていたらあっという間に面会時間の30分が過ぎてしまっていましたので、夫には帰宅してもらいました。
(でも注意されることもありませんでした。夫に聞いたら受付の時に名前と時間を紙に書いて出すだけで退出時間は記録されないし、声をかけられることもなく普通に帰れたとのこと。ルールはあるものの、大目に見てくれていたのかもしれません)
そうそう。
もうひとつ、術後、装着していたものが酸素マスクです。
…と、書きましたが。
実は…あまり付けていた記憶がありません
夫とのラインを見返すと手術日の翌朝のやり取りで「酸素マスクは外れたの?」「それはもうとっくに外れてる」とのやり取りがあり、そのやり取り自体は『外したのは随分前だよ』と思ったのを覚えているのですが、マスク装着の記憶がない…
でもこのやり取りから夫が面会をしている間は酸素マスクを付けていて、夫が帰ってから割と早い時間に外したのだと思われます(なので外したのは14時頃かな)
こんな感じで、割と長時間に渡りボーッとした感覚が続きました。