まちと人がつながる回遊型アート展覧会
『まち中つながる展覧会』第5回

 
先日のターナーギャラリーの、その日の1日のために 配置に1日をかけ、掲示に 一日を、かけ・・・
 
そのもう、
ずーっと前から「まち中」の作品として迎えられてきたクリエイションと、見るとはなしに、同じ空気を吸って過ごしてきました。
そうやってなんども見るとはなしに、見る。
そのプロセスの末に、はじまる展示があって、それは終わり、運ばれ、またエアクッションにくるまれた、作品たちを、もう一度仕分けます。
 
空間と 人。 視線と 会話。 そして、その未来。
 
私は、ハンドメイドの店の人間だからお金をいただくことの尊さと、その価値、そして作る人間だったから、言葉にのせられない瞬間が色になる気持ちの喜び その誠実さを 感じることは失いたくなかったです。いくつになっても。
その両方の、厳しさを忘れないまま、「それ以上の喜び」を模索しました。
 
それが「次の創作のためのヒントを得る」こと。交流を えること。ここ、伝わらなくて苦笑いされるとこ((笑))
 
アイディア というのは 何よりも大切なものです。
とても大切なもの。 チャレンジも。 
その機会をどうしてもふやしておきたかった。
 
 
 
日常の中で アートを考えることは 難しいかもしれないです。 
でも傍らにいて なんとなく過ごすだけでも、人は
「ああ、ゆたかさって奥が深いなあ」と一瞬でも思ったって、いいんじゃない?と思いますし、
それが「ああ、これを独り占めして自分だけのものにしたい」と素直に感じ、
その傍らにいることを誇りに思う、としたって、いったいなにがわるいでしょうか?
 
そういう時間のための、第一歩のために、最後まで手を離さない、ここにいるよと、そういって、
最後に、その空間と人に ゆだねるような その時間のために。
 
この数日、走っては、包んで、包んで、走って、BUDDYに会いに行ってました。
 
お店の人に会いに、行くのは 何にも苦なわけじゃない。
 
お店の 人たちは みんな日々、工夫して、訪れた人を喜ばせるために生きる、個性豊かな素敵な人たちです。
「取りに行くよ」と言って、作品を受け取りに来て話してくれる人。「作品、近所なら配るから、振っていいから」
「届いたよ。受け取ったよ」「これ次どうする?」
 
こういう優しい人たちに、出会えるチャンスって、幸せだと思って、会いに行きます。
 
そういう気持ちだけで ずっとやってこれたと思います。
顔を見て、おしゃべりして、元気になった。そういうことを。
 
そこに アートがある、その間に、アートがある。言葉になるまえに、ひびく、豊かさ
 
この地図の上に みんながいる。そういう事の始まりを、アーティストさんが作っている。
 
そう思っています。
 
あともうちょっとです^^ 『まち中つながる展覧会』どうぞ、お楽しみに・・・