こんばんは!

 

Machinakaです!!

 

 

こちらのブログが初めての方、ご訪問いただきありがとうございます!

 

「映画のタイトル+解説(感想)」で検索してくださってこちらにいらっしゃった方には大変申し訳ないんですが、できれば第1回目の記事をご覧いただいて、私の自己紹介と本ブログの趣旨をご理解いただければと思います。

 

うさぎクッキー第1回目の記事はこちら!

 

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セキセイインコ青@Blog_Machinaka

 

 

 

今回批評する映画はこちら!!!

 

 

 

「アントマン&ワスプ」

 

 

 

https://eiga.com/movie/88645/photo/

 

 

 

いやっさぁぁぁぁ!!!!!!!

 

とうとうやってきたぜ!! マーヴェルのヒーロー単体作品の中でも最も俺好みな作品!!!

 

やっとこの記事が書けることに、大変感謝しています。

 

思えば2015年。

映画ブログを始めて間もなかった私が映画館に通い詰めるようになっていた頃です。確か2015年はアベンジャーズ・エイジオブウルトロンがアントマンより先に上映していて、これが始めて映画館で見るアベンジャーズ映画だったのに、なんだか出来が微妙で、「マーヴェル映画もこんなもんだよな、ご都合主義だよな・・・」と思っていた私。

 

そんなエイジオブウルトロンの次に見たのがこのアントマンで、腹を抱えて大爆笑しながらもラストには思わず涙するという大大大傑作だったんですよね。

 

まぁヒーローにしては軽いし、チャラいし、好きじゃない人もいるかもしれないけども、これだけは言いたい。。

 

サノスを止めるのは宇宙上でアントマンしかいないかもしれない!!!!

 

 

 

そんな超重要キャラが主役を映画を見ないなんて、アリえないぜ!!!!!!!!

 

 

 

それでは「アントマン&ワスプ」感想ネタバレあり徹底解説、行ってみよーーーー!!!!

 

 

 

[あらすじ]

 

マーベルコミック原作で「マーベル・シネマティック・ユニバース」に属する映画「アントマン」のシリーズ第2作。体長1.5センチにまで小さくなることができる異色のヒーロー、アントマンと、同じく伸縮自在な戦うヒロイン、ワスプの活躍を描く。

・元泥棒でバツイチのヒーロー、アントマンことスコット・ラングは、2年前にアベンジャーズの戦いに参加したことがきっかけで、いまはFBIの監視下に置かれ、自宅軟禁の日々を送っていた。

・あと3日でFBIの監視から解放されるという日、スコットの前に、アントマンのスーツの開発者であるハンク・ピム博士と、博士の娘のホープ・ヴァン・ダインが現れ、2人が極秘に進めていたある計画に協力するよう要請される。

・そして、そんな彼らの前に、ピム博士の研究技術を狙った、壁をすり抜けるの謎の敵ゴーストが現れ……。

・前作と同じペイトン・リード監督がメガホンを取り、アントマン=スコット・ラング役のポール・ラッド、今作からワスプとなり戦いに参加するホープ・ヴァン・ダイン役のエバンジェリン・リリー、ピム博士役のマイケル・ダグラスら前作の主要キャストが続投。ホープの母で先代ワスプとなるジャネット・ヴァン・ダイン役でミシェル・ファイファーが新たに参加した。

 

https://eiga.com/movie/88645/

 

 

 

 

 

 

 

 

・スタッフ

 

監督
ペイトン・リード
製作
ケビン・ファイギ
製作総指揮
ルイス・デスポジート
ビクトリア・アロンソ
チャールズ・ニューワース
スタン・リー
共同製作
ミッチ・ベル
脚本
クリス・マッケーナ
エリック・ソマーズ
ポール・ラッド
アンドリュー・バレル
ガブリエル・フェラーリ
撮影
ダンテ・スピノッティ
美術
シェパード・フランケル
衣装
ルイーズ・フログリー
編集
ダン・レーベンタール
クレイグ・ウッド
音楽
クリストフ・ベック
音楽監修
デイブ・ジョーダン
視覚効果監修
ステファン・セレッティ
ビジュアル開発監修
アンディ・パーク

 

 

 

 

[コメディスターがヒーロー映画を作ったら?]

 

当時は全くわからなかったんですが、このアントマンはコメディスター達で作られたと言っても過言ではありません。

 

ディズニーという超巨大映画会社がバックにつきながらも、マーヴェル映画という一大ブランドに属しながらも、なぜここまでコメディスターばかりで構成されているのか?

 

マーヴェル映画の中でも、異彩を放っているのは間違いありません。

 

そもそも、主役のポール・ラッドがヒーローから程遠い、ダメダメ男を演じるコメディ俳優だったんですよ。

 

今じゃ宇宙を救うヒーローになってますけど、彼のフィルモグラフィの初期はこんなんだったんですよ!!!

 

「我が家のおバカで愛しいアニキ」の画像検索結果

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こんな男がまさかアントマンになるとはね、何かの奇跡ですね。

 

その後の彼の出演作品はというと、、、

 

・40歳からの家族ケーカク

・40歳の道程男

・40男のバージンロード

 

と、なぜかタイトルに40がついてる映画ばっかりww

 

アラフォーのダメ男を演じる映画が多いんですよね。そんなにこいつ、ダメなイメージを植え付けられているのかww

 

とにかく、「ダメなオジさんが苦難を乗り越え幸せを掴む」という話ばかり出ている人なんですよ。

 

私が個人的にオススメなのは、「ぼくたちの奉仕活動」です。

 

 

 

 

開始5秒から爆笑できますねwww

 

リアルな男のダメっぷりがこれでもかってくらい詰め込まれていて、多分ポールラッド演技してないですよwww 多分このまんまだと思いますよww

 

 

そして前作の脚本を書いたのは、なんとエドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ、アダム・マッケイ、そしてポール・ラッド本人という面々。

 

エドガー・ライトは知らずもがな、サイモン・ペッグとニック・フロストのコンビを巧みに使い、いつも映画愛に溢れた作品ばかり撮っている人です。なんだかんだ言って、ホット・ファズが人生でいちばん好きな映画かもしれないです。

 

そしてアダム・マッケイは、いつもウィル・フェレルと一緒にコメディ映画作っている映画監督です。コメディといっても、彼の作るコメディは超ド級のバカ映画ですwww

 

一番好きなのはもちろん「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」

あの転落シーンは何百回見ても笑い死にしますねwww

 

 

 

 

あと、地味に「俺たちステップブラザーズ」も大好きですw 

 

タイトルクレジットがあんなに笑い転げたのは初めてです。

 

 

 

 

 

とまぁ、コメディの名匠たちがこんなに集まって脚本を書けば、滑らない話もとい滑らない映画が作れるってもんです!!!

 

過去にはコメディ映画で下積みし、笑いの演技を極めたからこそ今のヒーロー映画があると思っています。だって、人を笑わせる演技ってのが一番難しいから。

 

アントマンワスプでは、前作の脚本人は撤退していますが、今作も今作で非常に期待のできる脚本。

 

あまり知られてないと思いますが、ジュマンジウェルカムトゥージャングル、スパイダーマンホームカミング、レゴバットマンの脚本を書いたクリス・マッケーナさんが入っています。なんだよこの人、ハズレなしじゃないかよ。。。

 

そして、エリック・ソマーズさんも脚本を担当しています。ていうか、この人クリスさんと同じ作品で脚本を書いている。どうやらコンビになってるようですね。

 

まだまだいるぞ、脚本陣!

 

アンドリュー・バレルさんとガブリエル・フェラーリさん。実はこの方々もコンビで脚本を作られていて、まだ数は少ないんですけど今作の前に「呪怨館」という大変低評価の映画をとています。

 

すごいですよ、これ。

 

なんと映画ドットコムで解説が空白になっているwww

 

こんなの見たことないよ。どんだけ注目されてない作品なんだよww

 

https://eiga.com/movie/86832/


 

最後に、ポール・ラッドが続投で脚本を書いています。彼は自分のセリフ周りを担当してるんだろうな。芸人さんはコメディ映画出るときは自分で脚本書くっていうし、、 

 

 

あ、そういえば言い忘れてましたけど、監督するのは前作に引き続きペイトン・リードということで、監督が一緒で脚本も期待出来る、、じゃあもう何も心配いらないですよね。

面白いの間違いないですよね!!!

 

 

 

・・・久しぶりにこうやって前情報を調べたんですけど、これ期待値上がりすぎてやばいですねw だってレゴバットマンの脚本書いた人だよ!? 誰がどう見ても期待値上がるじゃんかよ!!!

 

巷の期待する声では、「インフィニティウォー」のリフレッシュ映画とか言われてます。

インフィニティ・ウォーで相当ダメージくらったんすか、みんな。

 

俺は宇宙を壊してくれて嬉しかったんだけどなw だってアベンジャーズが完全無欠すぎて、どんな強い敵が出てきてもつまらなかったもの。わくわくしなかったもの。

 

私としては、インフィニティウォーで物語を一度仕切り直してくれたのが良かったと覆います。

白いキャンバスの上に、改めてアントマンというボンクラ男がマーヴェル映画に立つ。アベンジャーズが死ぬほど頑張っている中で、刑務所に閉じ込められてダラダラと過ごしているアントマンww 

 

アベンジャーズという超メインがいながら、あえて「アザーガイ」なアントマンを自作に持ってくる。

 

もともと順番が決まっていたとはいえ、本当に公開する順番がうますぎます。

 

さて、もう重苦しい雰囲気とはおさらばなんでしょうねぇ。。

 

でも、最後にはインフィニティウォーのカットが流れてワクワクさせてくれるんでしょ?

 

もう期待しかないアントマンの続編!!!!

 

ということで、ここからが映画を見た私の感想でっす!!!!

 

 

 

 

 

注意!!!

ここからネタバレ発生します。お気をつけて。。

 

 

 

 

 

[映画の感想]

 

インフィニティーウォーの前編と後編の間に挟まれた本作。

 

巷ではインフィニティーウォーの「箸休め」なんて言われてるけど、、

 

そんなの映画を見てから言えぃ!!イェーーーーイ!!!!

 

インフィニティウォーにはない、ギャグありカーアクションありのシティアクションムービーだったぞ!!!!!

 

そして、最後の最後に全てが繋がる!!! マーヴェル映画、憎いよチキショウ!!! こんな展開が待っているとは、、、思いもしなかったぜ!!!!!

 

 

 

そして俺は確信した、、、、これでサノスに絶対に勝てる!!!!! 少なくとも、サノス絶対に負けない理由ができてしまった!!!

 

アントマン最強説は、本当だったww

 

量子力学的観点から、徹底解説します!!

 

 

 

 

 

 

 

[箸休めにしては最高すぎるシティアクション映画]

 

 

 

はい、鑑賞を終えたMachinakaです。

 

初日に鑑賞ということもあり、劇場にいた観客はみんなアメコミ映画好きな方たち。アントマンのTシャツを着てきてる人もいましたよ。

 

俺も普段は映画Tシャツなんで、スーツ姿で映画見に来てて「なんかすいませんん!」って感じでしたよw 俺もTシャツ持って来ればよかった。。。

 

そんな幸せな劇場で見たアントマンの続編ですけど、劇場は大爆笑の嵐でしたねw なんか、もうアントマンはインフィニティウォーの箸休めだよ、とか言われることもあるんですけども、箸休めにしてはかなり大きな笑いが起きてましたよw これを箸休めと言ったら他のコメディ映画はなんなんだっていうくらい、愉快なエンターテイメント作品でした。

 

見出しにも書きましたが、今作はマーヴェル映画では珍しいシティアクションムービーだなぁと感じました。シティアクションがどんな定義か、自分で言っといて難しいと思うんですけども、、、

 

一応定義してみると、少なくとも非科学的なものは一切なしのリアル志向であって、魔法などのまやかしは一切なし。それに、一つの街だけで映画が完結する映画なのかなぁと思っています。

 

アベンジャーズ映画は色んな場所を行き来して、時空を歪ませて、異次元の仮想空間で戦う事が多いですよね。でも、今作はおそらくカリフォルニア州、ロサンゼルス中心?で撮られていましたね。

 

そんな限定的な空間で、どんなアクションが繰り広げられるかといえば、恐ろしく地味なんですよww

 

アメリカでアクション映画撮るのであれば、絶対に銃が出てくるはずなんですけど、今作では銃を一発も使ってないと思います。

 

アイアンマンもキャップも、ソーもロキも別の場所で戦ってるから、ド派手な描写がない。魔法もない。剣もない。

 

そんな攻撃方法が限定された世界観の中で、どんな強いヴィランが出てくるかと思いきや、、、

 

マーヴェル映画史上、最弱なんじゃないかってくらい弱い敵が出てくるんですよ笑

一応、物体をすり抜けるという特殊能力を持っている人がヴィランなんですけど、攻撃方法はいたってシンプル。なんとパンチとキックでアントマンを痛めつけるんですよ!!!! ってなんという説明しがいのない攻撃方法だことwww

 

一方のアントマンもパンチとキックしかしないから、飛び道具一切なしの肉弾戦アクションが中心なんですよね。

もちろん、アントマンも超能力者みたいなもんなんですけど、よくよく考えてみると、小さく・大きくなるにもちゃんと科学を使っているんですよ。異常な素粒子を発見し、応用して小さくなったり大きくなったりするんですよね。

あと、今回のヴィランも量子のもつれで、物体をすり抜けるって話ですし。

 

とにかく、今作は科学的な事柄で説明できる。非科学的な事柄が多いマーヴェル映画としては、かなり異質だと思います。

 

あと、もう一人(一組)のヴィランがいるんですけど、なんの変哲もないゴロツキなんですよww

 

まとめると、まぁまぁ特殊な女の子と、モブキャラと言っていいくらい普通のゴロツキたちが今回のヴィランになっている。。もうこれヴィランと呼んでいいのか?

 

そんなヴィランを設定しているから、どうしたってアクションは地味になりますw

前作のような、アントマンVSアントマンのような、胸熱なアクションバトルはあまり期待しないでください。。

 

 

話はシビルウォーとインフィニティーウォー前編の間をつなぐような内容になっていて、ドイツで収容され、アメリカに送還されてもソコヴィア協定の問題でFBIから目をつけられているアントマン。という状況から始まります。

 

核心を突くネタバレは避けるとして、前作が「父性の復権」をテーマにしたお父さん応援型映画だったのに対して、今作はその影もなく、アントマンが人間的父親的に大きく成長する、というシーンがなかったのが、少し物足りなくもありました。

 

 

さて、これまであまり褒めてないように見えるんですけど、コメディ映画好きの私としては本当に嬉しい映画でした。マーヴェル映画ならマイティソー・バトルロイヤルがコメディに特化した映画でしたけど、今作はコメディに特化したというより、ジャンル自体がコメディだったんじゃないか、と思えるほどです笑 詳しく説明します。

 

 

 

[話を中断してまでギャグを入れる気合い]

 

なぜコメディ映画かと思ったかというと、ストーリー進行を妨げてるとさえ感じるギャグの嵐。

 

あんなにハンク・ピム博士っていじられてたっけ? そしてよくツッコむなぁ博士ww

インフィニティウォーを見た人ならどうしたってストーリーが気になるのに、話が進みかけた・・・という絶妙な(奇妙な)タイミングでギャグが挟まるんです。

 

それに、私が一番気になったのは、FBIの捜査官役としてアントマンを終始見張っていたアジア系の俳優さん。韓国系アメリカ人のランドール・パークさんというんですけれども、この人はコメディ俳優なんですよ。

 

 

強烈に印象に残ってるのは、あのセスローゲンが撮った超絶問題作「The Interview」で、金正恩総書記役を演じていたんですよwwwww

 

 

 

ちなみにこの映画、日本じゃ劇場公開してないです。DVD・ブルーレイも出てないですwww

 

私は鑑賞しましたが、アメリカからブルーレイを取り寄せて見たほどですw

 

なお、動画配信サイトも公開しておらず、アメリカのサイト(アマゾンなど)でも、日本のIPアドレスが弾かれてしまう始末ww

 

アメリカから取り寄せるしか視聴法がないという恐ろしい映画ですw まぁ、内容は最高に不謹慎で最低なんですけど(最高とも言える)ww

 

そんなこともあり、ランドール・パークさんが出てきた瞬間に、「あ、これコメディ映画としてやる気なんだな」と妙な確信を持った私がいるのでした。だって、コメディ映画で金正恩を演じた俳優さんですよ!? 真面目に見るって方が無理があるよwww

 

 

 

[最後の最後に全てが繋がる]

 

そんなコメディ描写が中心の本作。上映中ずっと笑いっぱなしだったんですけど、実は最後の最後にあっという展開が待ち構えています。わたし的に「あっ!」と思っただけで、既にネタバレを調べている映画ファンたちには、予見できた話かもしれないですが。
 
もうネタバレありって書いてるからいってもいいと思うんですけど、アントマンが素粒子以下まで小さくなる実験をしている最中に、なんとインフィニティウォーのラストシーンと重なるんですよ!!
 
つまり、今作のラストはインフィニティウォーのラストと繋がるっていう話ですよ! しかも超リアルタイムで。
アントマンが素粒子以下まで小さくなったタイミングと、サノスが世界の人類の半分を抹殺するタイミングが全く同じなんですよ。
 
ワスプも博士も消されたようで、残るはアントマンしか残ってない・・という展開になります。
 
実はインフィニティウォーの公開直後から、サノスに対抗できるのはアントマンしかいないんじゃないか、という話題がのぼっていました。
アメコミに詳しい方々からそういう話は散々聞いていたので、「もしかしたら最後はインフィニティウォーと繋がるのかな?」と少し期待してたんですけど、まさか本当にサノスとつなげてくれるとは・・・
 
ワスプと博士が灰になった瞬間、不謹慎かもしれないですが「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」と叫んでる自分がいました。
 
アイアンマンでもダメで、キャップもダメで、大本命だったドクターストレンジも歯が立たなくて、すべての可能性が閉ざされたかに見えた、サノスとの戦い。
 
でもまだアントマンは試してないじゃん! もしかしたらサノスに勝てるんじゃないか!? そんな妄想ができる余地を与えてくれたのが、今作のもっとも偉大な部分なのかもしれません。
 
そこからは、コメディ映画として見ていた私も襟を正したというか。。
 

なので、シビルウォーとインフィニティーウォーは必須で見ておく必要があります!

 

 

 

[鑑賞前に必読! 素粒子とは何か?量子のもつれとは?]

 

ここからは映画の話というよりも、物理と化学のお話です。

 

実はこの映画、「素粒子」だとか「量子のもつれ」とか、何気に物理用語が飛び交います。その割に、あまり説明がありません。

難しすぎて「もはや魔法みたい!」と考えたくもなるのですが、実はちゃんと科学に基づいています。

 

ということで、鑑賞前に物理のことを少しでも理解した方が良いので説明しますね!

 

・なぜアントマンは小さくなったり大きくなったり出来るのか?

 

 

アントマンがしばしば旅立つ「素粒子の世界」。この世のものとは思えない幻想的な世界感で描かれてますよね。もうどうしようもない!となったら素粒子レベルまで小さくなるのがアントマンなのです!

 

じゃあそもそも、素粒子レベルとはどういうことか、と。

 

そのためにはまず、化学のお話から入ります。

 

我々が直接目で見れる「物質」。それを細かくすると、原子レベルまで分解できる。例えば「リチウム電池」という物質があるとすれば、原子レベルまでスケールを下げると「リチウム-Li」になる。

 

さらに、原子の中を見ると原子核と電子で構成される。例えばリチウムなら、原子番号は3つなので、リチウムという原子核の周りを電子が3つ回っていることになる。

 

そして、原子核をさらに細かくすれば、陽子と中性子となり、陽子の中にクォーツと呼ばれるモノになる。クォーツは、素粒子とも呼ばれる。素粒子は、現在の科学では「この世で一番小さいもの、これ以上細かくできないもの」として定義されているんです。

 

つまり、アントマンが小さくなっている「素粒子」という単位は、科学的に見ても最小単位という位置付けであるんです。

 

下の画像を見ても、電子と原子核には結構隙間がある。隙間があるのに物質としてはまとまって見えるのは、実は電子にプラスとマイナスがあって、それぞれがくっ付き合っているからなんですよね。だから、我々の体もそうですが、細かく分ければ電子同士の結びつきで物質は構成され、目で見えているんです。

 

 

 

物質の入れ子構造と量子

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そして、アントマンがなぜ小さくなったり大きくなったり出来るかというと、ピム博士が発見した「ピム素粒子」という亜原子粒子を使用しているからだ、と説明しています。亜原子粒子と言ってますが、これはクォーツと同義です。

 

つまり、アントマンのスーツは、究極的にはクォーツを操ることにより、身体の拡大・縮小を実現している。

体が小さくなるということは、普段は離れているクォーツ同士の距離を縮めることにより、それが原子レベルで縮むことにより、最終的に物質レベルで小さくなるという理屈があるんです。

 

逆に大きくなる時は、クォーツ同士の距離を大きくして、巨大化している。ちなみに、アントマンが「大きくなる時は眠くなる」というのは、電子同士の距離も大きくなるため、物質としての形態を維持するのが困難になるからでしょう。つまり、電子同士が結びつこうとする力が、普段よりもかかる。そして原子レベルにスケールを大きくした時、原子同士が結びつく共有結合を行う際のエネルギーがより大きく消費する。だから活動時間が短くなるし、すぐ眠くなるのでしょう。

 

 

はい、理解できましたか!? もう完璧ですよねwwwww

 

もし分からなければ、こちらのショートムービーをごらんください!!

家具デザインナーとして有名なチャールズ・レイが作った「パワーズオブテン」という教育映画です。意味はパワーズ=指数ということで、10のX乗という意味になります。

 

なんでこんなマニアックな映画を知ってるのか? まぁ私も広く勉強してるわけですw

 

 

 

 

 

・なぜヴィランは量子のもつれで物体をすり抜けるのか? なぜアントマンとピム博士の奥さんはシンクロしてたのか?

 

ヴィランの特殊能力、物体をすり抜ける力ですが、これはセリフでも言われていた通り、「量子のもつれ」がキーワードになります。そして、アントマンとピム博士の奥さんがシンクロしている理由についても、量子のもつれで説明できるようです。

ちなみに、量子のもつれとは以下の説明が最適でしょう。

 

光子、電子、原子といった極小の粒子、つまり量子には、徹底的に直感に反する「非局所性」がある。たとえば遠く離れた2つの量子は、まるでコインの裏表のように運命を共有した状態になることがある。一方の量子の物理量が観測されたと“同時”に、もう一方の物理量も時空を飛び越えて決定されるという性質だ。
これを「量子もつれ」または「エンタングルメント」といい、実験でも証明されているが、かつてのアインシュタインがこの非局所性を信じず「不気味な遠隔作用」と呼んだのは有名な話である。

https://matome.naver.jp/odai/2143667878316265201

 

つまり、ヴィランが物質をすり抜ける力というのは物理的には「時空を飛び越えている」という話になる。一方でドクターストレンジは時空を飛び越えるのに呪文が必要。一方でヴィランは量子もつれを無意識的に常時発生させることができる。この違いが、サノスに勝てる決定的な違いなのだ。

 

 

 

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この現象を説明するには、下の画像を見ると分かりやすい。量子のもつれ現象では、遠く離れた二つの粒子は運命を共有している。画像だと「アリス」と「ボブ」になってるけども、これを「アントマン」と「ピム博士の奥さん」に置き換えると分かりやすいのではないか? 

 

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アントマンとピム博士の奥さん。二人を結ぶのはお互い「量子レベルにまで小さくなっている」という状態。そして量子×2=二つの量子となり、量子のもつれ状態が発生すると運命を共有した状態になる。だからアントマンの脳内にピム博士の奥さんが乗り移るように見える。実際にはアントマンの脳内にピム博士の奥さんがいるわけでなく、遠く離れた場所であっても量子のもつれにより通信し合っているからだ。

 

また、映画ではアントマンのスーツを着たピム博士が巨大な加速器に入るシーンがある。加速器とは量子を肉眼で確認するための機械であり、あそこで素粒子レベルでさまよっている奥さんに会いに行くのだ。そのための加速器であり、今回のヴィランが狙っている。

量子のもつれが分かると、いかにあの加速器が大事だったのか分かるだろう。ちなみに、加速器は高価すぎて普通には売ってないし、だからこそ盗むしかなかった。

 

 

 

[ネタバレ注意! サノスに絶対に負けない物理学的理由]

 

ここまで長い説明で大変申し訳ないが、もう少しお付き合いいただきたい。タイトルにある「アントマンがサノスに負けない物理学的理由」について説明したい。

 

またしてもアメブロの文字数制限の影響でどこまで書けるわ分からないが、簡潔に行きたい。

 

アントマンがサノスに負けない物理学的理由とは、つまるところ「古典力学」と「量子力学」の違いである。サノスは古典力学でこそ最強であるが、アントマンはその範疇にいない。アントマンはあくまで量子力学で生きられるからだ。

 

すごく簡単に話すと、量子力学とは物体が粒子性と波動性を持つ=光の性質を持っているという学問。つまり、古典力学=近代科学は物質を対象にするのに対して、量子力学は量子=素粒子を対象としている。つまり、アントマンが素粒子レベルまで小さくなるということは、アントマンの強さを量子力学で考えないといけない。そこに大きな違いである。

 

波動関数→作用素→波動関数

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古典力学では物質を取り扱うが、量子力学では物質を扱わない。粒子として考える。粒子として考えるということは、波動性を持つということである。

 

人間の体に例えると、古典力学では人間は水やたんぱく質、コラーゲンや鉄分などで構成されている。しかし、量子力学では人間は量子で構成されていることになる。つまり、人間の体は細かい量子が無限につぶつぶとすることで、人体になるのだ。

 

最後に、なぜアントマンがサノスに負けないのか?

それはサノスがどう頑張っても、量子=素粒子に触れることはできないから。なぜなら、量子では物質ではないからだ。物質でない以上、サノスはどうすることもできない。量子のもつれでも説明した通り、量子は時空を飛び越える。しかし、それは量子間の話だから。古典力学の世界から量子力学の世界に侵入しない限り、サノスは絶対にアントマンを殺せないのだ。

 

もし万が一、サノスが量子の世界に入ったとする。そこでアントマンで出くわしたとする。しかし、そこからどうやって戦う?量子は物質ではないし、量子力学である以上ニュートン力学は通用しない。運動方程式ma=Fが通用しない。サノスの指パッチンが何ニュートンが分からないが、そもそも量子力学ではニュートンという単位がない。

 

だからサノスはどう頑張ってもアントマンに勝てないし、アントマンもサノスに負けないのだ。

 

 

 

 

 

・・・・

ちょっと真面目すぎたかな。。。。

 

 

 

本当メッッチャあ面白いんでぇぇぇぇ!!!! 

 

もう最高ですよフォオオおおおおおおおおおおおおお!!!! 

 

おちんぽまんじゅう!!

 

 

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