改めましてこんにちは!
 
Machinakaです!!
 
 
今回批評する映画はこちら!
 
 
「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
 
 
 
 

(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

 
 
 
 
主演2人のギャラだけでいくらなんだろうね?
 
 

ということで、「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」批評、いってみよーーーーーー!!!!

 
 



[あらすじ]

 
 
・巨匠スティーブン・スピルバーグ監督のもとで、メリル・ストリープとトム・ハンクスという2大オスカー俳優が初共演を果たした社会派ドラマ。ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべく立ち上がった実在の人物たちを描いた。
・71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在を、ニューヨーク・タイムズがスクープする。ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙の発行人キャサリン・グラハムは、部下で編集主幹のベン・ブラッドリーらとともに、報道の自由を統制し、記事を差し止めようとする政府と戦うため、ニューヨーク・タイムズと時に争いながら連携し真実を世に出すため奮闘する。第90回アカデミー賞で作品賞と主演女優賞にノミネートされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

監督はスティーブンスピルバーグです。

 

スピルバーグ監督は近年、エンタメ作品よりもいたって真面目な社会派作品ばかり撮っていてですね、もうエンタメ作品なんてほとんど撮ってないんじゃないかな?

 

一応ですね、去年に「BFGビッグフレンドリージャイアント」を撮ってますけども、あれは旧友との個人的な約束事で作ったものだし、自分から能動的にエンタメ作品が撮りたいって言ってるわけではないんですね。

 

社会派作品では2016年の「ブリッジオブスパイ」、2013年の「リンカーン」、2012年の「戦火の馬」などなど、アメリカの歴史大作を撮っている人なんで撮っている人なんですね。

 

 

がしかし、4月に公開される「レディー・プレイヤー・ワン」が予告編だけでもよだれが出そうなくらい面白そうなエンタメ大作でですね、映画ファンとしては待ってましたっ!!!! って今からワクワクドキドキなんですけども。。

 

なので、もしかしたらこれが最後の社会派作品になるかも、、、しれません。

 

 

今回はペンタゴン・ペーパーズということで、国家の最高機密文書を国が隠し続けていることを批判してるんですよね。

 

時代はベトナム戦争終戦間際の1971年。ベトナム戦争について研究していたアメリカの機関から、「ベトナム戦争は負けるであろう」という研究成果文書を作成していた。

 

国にこの研究成果を発表しようとしても、国は相手にせず、無視。

 

このことに腹を立てた研究員はニューヨークタイムズに機密文書を流出させ、新聞は売れに売れる。

 

ライバル紙のワシントンポストは大慌てで、うちもペンタゴンペーパーを公開しようと踏み切るのですが、記事を出したい編集幹のトム・ハンクスと、記事を出したくないメリル・ストリープの対決というのが本作の見せ場でございます。。。

 

 

 

なぜメリルストリープが記事を出したくないのか? それは先にペンタゴンペーパーの記事を出したニューヨークタイムスが出版差し止めを政府から食らっているわけです。メリルストリープはワシントンポストの前社長だった夫から「会社を守ってくれ」と言われていたから、報道の自由よりも会社を守りたかったわけです。

 

 

メリル・ストリープは地元がワシントンで、周りの友人は政治家ばかり。

 

ペンタゴンペーパーの記事を公開すると自分の友人・知人を裏切る形になってしまうわけですね。しかし、公開しないと報道の自由が奪われてしまう。民主主義の根幹が揺るがされる。

 

ネタはあるのに出せない。ネタはあるのに放置する、無視する。

 

森友学園の文書改ざん・偽造問題が話題になっている今だからこそ、機密文書を国民に公開しないことへの愚かさ、恐ろしさを味わうべきだと思います。。

 

 

 

 

 

 

それでは映画の感想でっす!!!

 

 

 
 

 

 


 

 

[映画の感想]

 

メリル・ストリープとトム・ハンクスの演技合戦が勃発!! 

 

ジョン・ウィリアムスの音楽がシーンを盛り上げ、ただの印刷シーンがテンション上がって仕方がない!!! 

 

ネタはあるのに国を恐れて記事を出さない。民主主義とはなばかりか? と問いたくなる現代にも通じる良作社会派作品!!

 

無視は無知より愚かなり! 権力者に屈しない報道精神こそジャーナリズムの精神だ!!!

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

[ベテランだからこそ出来る映画]

 

 

 

やられました。さすがスピルバーグ監督。

 

正直言ってただ新聞を作って公開するだけですよ? 銃も爆発も一切なしですよ。

 

見せ場といえば新聞を印刷するシーンですよ?

 

機密文書の公開をムキムキなCIAが妨害するアクション映画でもないんですよ?

 

非常に地味な出来事なのに、映画的に豊かに表現する、見た人に勇気を与える素晴らしい映画でございました。

 

 

2015年にも「スポットライト 世紀のスクープ」という映画がありましたね。アカデミー作品賞を撮った作品ですけども。

 

あの作品とテーマ的には通じていて、「メディアのあり方」を問う作品であると同時に、「権力に屈しない、国家に屈しないのが民主主義のあり方だ」と強いメッセージを感じる作品だと思います。

 

先にも説明した通り、作風としては非常に地味です。新聞社が舞台で、基本的にオフィスと自宅の往復しかない。

 

トムハンクス「記事を出したい」

 

メリルストリープ「出しちゃダメ」

 

そんな口戦が中心の映画なんですけども、さすが2人とも超超名優だけあって、キャラクターの特徴をセリフだけでなく、ちょっとした目線や呼吸の仕方、仕草で全てを伝えていることにもう大感動ですよね。。

 

例えば社長になったばかりで発言力がないメリル・ストリープが、役員会議でセリフを言おうとしても他の役員に遮られてしまい、ただただ頷いてるだけのシーンでも、あえて「うん、うん」ってちゃんと聞き手に回ってることを強調した演技・演出が出来てるのも非常にうまいんです。普通なら単なる相づちの音って出さないですよ!?

 

 

会話劇を盛り立てるのはジョン・ウィリアムスの壮大な音楽。

 

ペンタゴンペーパーズの記事を公開すると決めて印刷にかけるところは、まるでジュラシックパークで流れる音楽のように世界が開けていくような開放感がある音楽で、見ているこっちが威風堂々な気分になるんですよね!

 

 

監督、主演、制作スタッフ。どれもベテランばかりの職人芸的な映画がペンタゴンペーパーズなんですよね。

 

この映画、制作を思い立ってから脚本、制作、公開までの期間がなんと9ヶ月という超早業で撮っているらしく、3−5年は掛かるのが当たり前な映画制作の常識を遥かに超えたスピード感で撮っているんですよね。

 

この映画を公開した理由は、トランプ政権となってマスメディアを「フェイクニュースだ」と一蹴したことに対する批判だと監督は言っているらしいです。

 

トランプが大統領になってからすぐに映画を作って公開に踏み切った、、、ありえないですね。ベテランばかりの製作陣だからこそできる神業なのです。。

 

 

 

 

 

 

 

 

[無視という演出の凄さ]

 

 

 

この映画を見て非常に違和感を感じたのが「無視」という演出です。

 

普通はですね、どんな端役であっても、役者が喋ったことに対して誰かが反応しますよね?

 

会話のキャッチボールが行われるのが普通ですよね? 

 

でもこの映画はあえて役者が言ったセリフをただの「音」として無視させてるんですよね。

 

 

例えば、編集部で偉い立場のトムハンクスに対して、下っ端の社員がペンタゴンペーパーズのコピーを持って話しかけるのですが、、

 

トムハンクス「今はダメだ!」

 

と一蹴するんですよねwww

 

オイオイオイオイオイオイ!!!!!!!!

 

今お前が血眼になって探してるペーパーを持ってるのになんだその対応はwwww

 

なぜ無視をするんだよwww って見てるこっちは感じるんですよねw

 

 

で、無視された社員はもう1人の上司に掛け合って、その上司伝いにトムハンクスに情報を届ける。

 

ここで初めてトムハンクスはペンタゴンペーパーズが手に入ったことを知る。

 

このシーンはですね、本作のテーマに密接に関わっていて、「弱者の声は無視される」「強者にしか耳を傾けない」ということを暗喩してるんですよね。

 

こんな大事なシーンなのに、演出的には非常に軽やかに、まるで空気みたいなシーンになっている。

 

さりげない仕草で映画のテーマを伝えている、これが名監督たる所以ですよ!!うまい、うますぎるよ!!!!

 

 

民主主義は国民一人一人が主役なんです。でも実際は、権力者が話す言葉が強い。強者の耳しか聞かない者もいる。

 

でもそんな世の中になると、民主主義が潰れてしまう。弱肉強食の世界になってしまう。だからこそ、自分が大事だと思ったら声高らかに人々に伝えることが大事なんですよね。

 

 

 

 

 

 

[映画を見て勇気をもらった]

 

 

 

 

 

本当にこの映画、良作だったんですけども、映画館で非常に嫌な出来事がありまして。

 

隣に座っていた女性がエンドロール後にすぐにスマホを取り出して携帯触ってるんですよ!!!!

 

エンドロール中も映画はまだ続いてるんですよ!?!? 

スマホ触りたいなら外に出てけよ!!! 

 

いいか!? ここはお前らの家じゃねぇんだぞ!!!!!!!

 

 

携帯触りたいなら家でやれよゴラァァアァァァ!!! 

 

携帯触るなら俺の「最高機密チンポを触れ!!!!!

 

「」内は白文字にしてます。下ネタ嫌いな方は絶対に見ないでください。

 

 

 

すいません、取り乱しました。。。

 

 

 

こんな素敵な映画を見てね、映画の余韻に浸りたいのにね、最後の最後で本当に嫌な思いしたんですよ!!!!!!

 

 

まぁ映画館のスマホ問題ってよくあることなんでね、普通ならスマホが見えないようにカバンで視界を防いだりしてるんですよ。

 

例えば、右隣に座ってる観客がスマホ触ってると、右側に上着をカーテンみたいにして、防いでるわけです。

 

 

今回もそうやってスマホを防ごうかなと思ったんですけど、ペンタゴンペーパーズを見て、「きちんと伝えることの重要性」「無視することの愚かさ」を知った私はですね、思い切って注意しちゃいました。

 

だってそうしないと映画を見た意味がないだろ!? ちゃんと伝えないと、ちゃんと言葉にしないと無視になるんだよ!!!

 

今後もエンドロール中にスマホ触ってる輩は積極的に注意したいと思いました。。。。

 

 

 

 

最後になりますけどもね、社会派作品であるにもかかわらずちゃんと笑いを入れてくるのもスピルバーグ作品の大好きなところでね。

 

トムハンクスの自宅にて、トムハンクスとワシントンポストの社員たちがペンタゴンペーパーズの解読をしている最中、突然小さい娘が部屋に入ってきて「レモネードいかが?」って売りに来るシーンが本当に爆笑でwww

 

 

今はレモネードどころじゃねぇだろ!と思うんですけども笑

 

 

で、普通ならそんな真剣な作業場に入ってきたら「出てけ!」って怒るじゃないですか? 

 

でもトムハンクスは「いくらで売ってるんだ?」って娘に聞いて、娘が「25セント」だって言うと、「50セントに上げとけ!!」って値段の改定を要求するシーンは腹を抱えて笑いましたwwwwっwwwww

 

 

絶対に映画に関係ないシーンなんですけども、笑いを入れることでその後のシリアスなシーンが余計に引き締まり、良い味を出してるんですよね。

 

基本的にはシリアスな社会派作品だけど一つだけ大爆笑できるシーンがあるのは、「ブリッジオブスパイ」にもありましたよねw

 

ロシアに出向く弁護士のトム・ハンクス。少しでも心象をよくしたいのか、仲の良い家族が出迎えて手厚くもてなしてくれるのですが、実は彼らは家族のフリをしているあかの他人同士でw トムハンクスがもてなす必要がないって分かると途端に尻尾を変えて部屋を出て行くところが、非常にオフビートな笑いで最高だったんですよねwwww

 

 

もうね、さすがスピルバーグ監督ですよ。。

 

ちゃんと伝えることの勇気をもらえた良作でございました!!!

 

 

 

 

 

とにかく見てください! オススメです!!!

 
 

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