連休中のよく晴れた日、カフェ「誇大妄想」で憲法集会の反省会。

憲法記念日(お帰りの撮影がおすすめ)

西向きなので午後の撮影がおすすめです。逆光だったらレベル補正とかで…

先輩:マスター、四つ葉のクローバー、探せませんでした。

後輩:2019年の芝の状態がどうかしてたんじゃないかな。いたるところぼさぼさだったもの。

今年は余計な事考えなくていいくらい芝生がきれいだった。

メイン会場芝生(この後もっと混んだ)

こんな芝生ですが、星のようなニワゼキショウの花が咲いています。みんな気にせず座っちゃうけど。

マスター:そうか。

こむぎ:メインステージの前に陣取ったんだけど、あの辺は芝生が短くて、クローバーの葉っぱも小さくて…

マスター:まあ、クローバー探しはほかでやるよ。

先輩:帰り際に周辺のぼさぼさしてるところでヤセウツボは見つけたけどね。

こむぎ:でもほんと植物どころじゃなかった。お昼を過ぎたあたりからすごい混んできたよ。これは集会が始まったばかりのときで、あとでここに何組かが座っちゃうの。

マスター:それだけ危機感が濃いってこと?

裏の黒い日傘は涼しいんだけど…

ここにも横になれない意地悪ベンチが…

こむぎ:主催者発表で2万人超えてた。

マスター:わあ、行きたかったなあ。

こむぎ:でもさ、公園の周辺ではあそこに刃物持って乱入したら何人殺せるか、みたいな話をする男の子たちがいたよ!

なんで私たちが集まってるのか分かってない人が多すぎるよ!

先輩:某討論生番組では「パヨクは改憲したら国が侵略戦争を始めるだろうと思っている」というコメントがあってさ、そうじゃないよ。好きなところに侵略に行ける、という話じゃない。戦争したら即おれたちの知ってる日本は消滅するんだ、存立危機事態だって言いたくなった。録画だったからコメントできなかったけど。

ふゆ:「改正」だからいいことみたいに思うのね。本当は「憲法破壊」なのに。

先輩:詐欺師は相手が引っかかるまで本当のことを言わない。おれ、地雷原でツイスターゲームしてすでに一個地雷を踏んで動けない状態になってるんじゃないかと思ってる。うっかり動くと国連敵国条項やらアジア諸国の怨念とかが爆発するんだ。それなのにゲームマスターがもっと無理な姿勢をしろという…

ふゆ:入管法「改正」にマイナンバーカードの事実上の義務化に兵器産業の国有化…

後輩:「敵基地攻撃」って、要は先制攻撃だろう?中国が撃たないのにこちらが先にミサイル撃ったら反撃されて全土が焼け野原になるだろうって志位さんと櫛淵さんが言ってたよ。

先輩:燃料や食料が自給できなくなくてすぐ戦えなくなる戦争同盟国ってアメリカ的にはどうなんだろう。

こむぎ:…本土決戦の捨て石。そんでもって決して「決戦」しない。「本土」は無傷で繫栄するのよ!

後輩:なるほど。君たち特攻しろおれもあとから行くからと言って天寿を全うする司令官が出現するのね。

先輩:日本全体が沖縄化するのか……

マスター:そもそもが「アメリカの兵器産業」とか「アメリカの覇権」なんだよね。ピンとこないけど。政府自民党が奉仕したいと思ってるのはアメリカ全体でもない。……アメリカはジェイン・ジェイコブスを擁しながらなんで兵器産業に頼る体質を変えられないんだ。

にょきにょきヤセウツボ

ヤセウツボだ!芝刈り機の入らない場所はご覧のありさま

こむぎ:そのくせ「大いなる産業大国をあっという間に枯らすマニュアル」とかは持ってそうよね。『繁栄する地域 衰退する地域』でも読んで、もっと「衰退の取引」をさせろ、とか言ってるんじゃないかな。

マスター:自民政権の海外援助は「取引」とも言えないよ。一方的にばらまいてる。日本の「都市の稼得」は外に出ていきっぱなしだ。

後輩:政府、というか岸田首相は任期中、来年の9月までに改憲したいらしい。彼が自民党ハト派だってことはもう忘れようぜ。

マスター:昭和期には本物のハト派がいたんだけどね。もうあの人の周りには改憲派しかいないんだろう。

先輩:うわ、作成中のゲームが間に合わない!

こむぎ:小島さんのは選挙のゲームだったわよね。

先輩:政府やゲームマスターが何をもくろんでいようと国民・市民としては賢くなって自衛するしかないと思うけど、周囲の人がニュースに流されてる感じがする。安倍晋三は偉大な首相で、ドイツは何回も憲法改正していて、ヨーロッパ諸国はみんなマイナンバーカードを使ってるとか。ドイツが憲法改正するのは憲法に領土とかが規定されていて、東西統一で領土が変わったから改定せざるを得なかったんだ。領土が変わっても国民主権を政府主権にしようなんて無茶はしてないぞ。

マスター:イギリスはマグナカルタ以来憲法変えてないぞ。

日本が「民主主義国家」だったら、少なくともそれを目指してるんだったら憲法を使い倒してるはずなんだけど、全然そこまで行ってないんだ。使ってみたけどうまくないから改良しよう、ではない。なのに「改正」しようという。つまり改正派は民主的な憲法が嫌いなんだ。アメリカも…

こむぎ:覇権国である間はほんとうの「民主主義国家」ではない。知ってた。

先輩:みんなで「平和の準備をしよう」って誓いあったわけだけどさ、世の「現実主義者」の「平和に交渉しようとしたら負け」みたいな考え、なんとかならない?軍事大国でも平和に交渉したい時があると思うけど。

この花の名がわからない…

マスター:東アジアが緊張状態にある、は本当だとして、なんでいきなりミサイルに飛びつくんだろう。

先輩:例の討論番組に「トマホークは型落ちじゃない全部オーダーメイドだ」っていう奴が粘着してたけど。古いパーツで組み立てたらやっぱり型落ちなんじゃ?それに音速より遅いという性能は変わらないだろうからやっぱり奇襲攻撃にしか使えない。

後輩:ミサイル防衛やってJアラート鳴らすんだったら市民にも防空壕つくってくれえ。

こむぎ:自衛隊はばっちり防御された建物に退避できるみたいよ。その施設を作るために種子島とかでは島外から工事の人たちが大量に来ていて、ごみの処理とか家賃の高騰とか市民生活に支障が出てるんだって。

先輩:家賃が上がるから○○に反対、ってありなのかな。

マスター:突然でなんだけどさ、もし市民、いや人民の努力が実って政権交代が実現したとする。そしてこの憲法大会で語られたような政策を実施するとアメリカが黙ってないだろうからマスコミから官僚からネットのインフルエンサーまで動員して攻撃してくるはずで、その政権は短命に終わるだろう。市民あるいは人民は、その政権を擁護したりその次を用意したりできるんだろうか。

先輩:……

こむぎ:そこまで考えたことはないな。

マスター:改憲派の奴も、憲法変えたら万事がよくなって幸せになると思ってるのかな?次の次の政権を用意する方法はわからないけど、ネットの攻撃性が売りの芸能人やインフルエンサーはいつの間にか「あっち側」に行ってることが多いような気がする。

先輩:あっち側……?

マスター:体制側、「リアリスト」、アンチフェミニスト、反LGBT、要するにいじめっ子。そして「多数決こそ民主主義」とうそぶいてたりするんだ。

機会をとらえて政治の話に結び付けなきゃいけないなと思いつつ、つい穏健な話題を選んでしまう。ほっとくと平和と人権の話をするやつは「普通じゃない人」として孤立するぞ。

先輩:「宗主国アメリカ」の姿がもっと露骨に見えてくる、という可能性は?

後輩:そうなったら誰も逆らわないんじゃないかなあ。

こむぎ:こんなにいい天気なのにカフェの中はどんより…