声を上げて欲しい。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

声を上げて欲しい。。。

毎週日曜あさ6時25分からオンエアのニッポン放送「ひだまりハウス〜うつ病と認知症について語ろう」



夏休みが明けて学校が再会する時期は子供の自殺や不登校などの件数が増える傾向にありさらにコロナ禍が始まってから子供や女性の自殺者が増加していることが調査からも分かっています。



きょうから16日までの1週間は「自殺予防週間」今週は特定非営利活動法人 国際ビフレンダーズ 東京自殺防止センター所長の美濃部豊樹さんをゲストに迎えてお話を伺いました。



〈国際ビフレンダーズ〉は世界で自殺防止のために活動する国際的組織の名称。活動はイギリスで1950年代に始まり日本では1978年に大阪、1998年に東京に自殺防止センターが設立され現在は国内に40ヶ所のセンターがあります。



所長の美濃部さん自身、30年前に当時交際していた女性の自殺を止められなかったという経験をされていて今でも自責の念があると胸のうちを話してくれました。



かつて3万人を超えていた自殺者数は様々な対策により減少傾向にありましたがコロナ禍の中で東京自殺防止センターでも若い女性や子供からの相談が確実に増えていると美濃部さん。 



〈ビフレンダーズ〉は「be Friend」友達になるから生まれた造語で東京自殺防止センターで

は37人のビフレンダーが日々相談に対応しているそうです。



ほとんどの相談者は家族にも友達にも悩みを打ち明けられずに1人で苦しみを抱えています。電話受付が始まる時間を待って電話をかけてくる人も多いそうです。



〈秘密を守り悩みを受け止める〉そして必ず「死にたい気持ち」を尋ねるのは死にたいという言葉の裏側には生きたい想いが隠されているから。



遺書も書き身辺整理も済ませたととても落ち着いた様子で夜中に電話をかけてきた男性が今も忘れられないと美濃部さん。



覚悟を決めている方の気持ちや価値観を否定しないことをビフレンダーは大切にしているので本当は死なないで欲しいと声を掛けたかったけれどぐっと堪えたそう。



すると翌日にまたこの男性から電話があり初めて素直に聴いてもらえて思い止まれたとのメッセージが。。。死にたいという気持ちを抱えている方は信頼できる所にぜひ相談し声に出して欲しいと美濃部さんは訴えます。



〈エバーグリーン〉という家族を自殺で亡くした遺族のフォローも東京自殺防止センターではしていて現在はコロナのため休止していますが月に1回集まって分かち合う時間を作っています。



365日相談を受け付けている東京自殺防止センターでは年に2回ビフレンダーを募集しているほか体験傾聴講座なども定期的に開催していますので詳しく知りたいという方はこちらのHPをご覧ください☞


https://www.befrienders-jpn.org/


ニッポン放送「ひだまりハウス」東京自殺防止センター所長の美濃部豊樹さんのインタビューはこちらから☞


https://www.1242.com/hidamari/