静かなる信念 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

静かなる信念

毎週日曜あさ6時25分からオンエアの

ニッポン放送「ひだまりハウスヒマワリ


今年最初のゲストは心身医学が専門で
九州大学前学長を務めた久保千春先生ひらめき電球


「心身医学」とは心と身体を切り離さずに
QOLを重視して全人的総合的にみる医療で
実践している診療科が心療内科になります。


日本で最初に心身医学講座を設置したのは
実は九州大学で1963年と60年近い歴史が。


高校の時に慢性腎炎で療養したことが
きっかけで医師を志したという久保先生。


九州大学医学部を経てアメリカに留学し
免疫や老化について研究した久保先生は


身体と心には結びつきがあると考え当時は
医学的には認知度が低かった心療内科医に。


内科的な病気にストレスが関係するのは
今では当たり前ですが先生は気管支喘息


アトピー、過敏性腸症候群、摂食障害など
ストレス関連疾患の診療を続けてきました。


治療にあたって重要なのは信頼関係で
共振しながら客観的に観察することだそう。


"サイエンスを理解した上で総合的に診る"


ストレス社会と呼ばれている現代において
多くの病気がストレスと関連していますので
ベースに心身医学があるべきだと久保先生。


現在は食に力を入れる中村学園大学(福岡)の
学長を務めていますがコロナの影響を受け


オンライン授業のためのWi-Fi環境や
メールを使った新入生の相談体制も整備
食堂を無料にしたり独自の給付も実施。


また久保先生から学生達にオンラインで
メッセージを送るなど出来る限りの対策を。


九州大学学長時代は大学のグローバル化に
力を入れたそうで海外留学生は全体の13%ビックリマーク


次世代遠隔医療システムによる教育や
カンファレンスを実施し国内外の施設と
協力して技術開発を進めていたことで


コロナ禍による環境の変化にスムーズに
柔軟に対応できたと久保先生は話します。


静かで穏やかな佇まいの久保千春先生は
アフガンで命を落とした中村哲先生と
実は九州大学医学部で共に学んだ同級生。


5年生の時に一緒に無医村の地域に行って
診療の手伝いをした思い出など伺えました。


"困った人がいたら手を差し伸べる"
口だけでなく行動する人間だったそう。


「愛が大事」と言葉にできた中村先生は
若い頃から信念がある人だったと久保先生。


九州大学では中村先生の意思を受け継ぐ
記念講座を今年から開設する予定だそうひらめき電球


中村先生と同じように"静かなる信念"を
実行に移してきた久保千春先生のお話
ぜひお聴きいただければと思いますニコニコ


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