ケアの底力 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

ケアの底力

朝6時30分から8時50分まで生放送

ラジオ日本「スマートNEWS音譜


きのう私がピックアップしたのは
新型コロナウイルス感染による
"日本の死者はなぜ少ないのか"


欧米に比べて新型コロナによる
死者がなぜ少ないのか慶應大など


8大学・研究機関が遺伝子要因を
調査するという記事が読売新聞に。


また死者9万人のうち3分の1を
介護施設が占めているアメリカ。


基本的な感染防止対策の不徹底や
人手不足と劣悪な労働環境など


長年放置されてきた様々な問題が
今回露呈したと指摘されています。


"奇跡的"とも言われますが日本で
死者が少ないのは実は奇跡ではなく


介護現場でのケアが鍵を握っていて
必然だったと私は確信しています。


"対策がなければ最悪42万人が死亡"


国民を震撼させる十分なインパクトが
この専門家の警告にはありましたが


介護現場ではインフルエンザなど
そもそも感染症対策が取られていて


知り合いの施設長は慌てることなく
冷静に対処したと話していました。


また施設は"我が家"でありコロナ前と
何も変わらないと語る仲間もいます。


確かに介護施設での集団感染も
報告されていますが死者800人に


抑えられているのは感染したら
重症化すると言われる高齢者が


そもそも感染しないように適切に
ケアされているからに他ならない。


"ウイルスを持ち込んではならない"


思えば介護現場の危機意識は高く
2月の終わりには感染を防ぐために


まずはスタッフの感染防止を目的に
外部と接触する勉強会や研修会など
イベントが早々と中止になりました。


国が緊急事態宣言を出すはるか前に
徹底した対策が取られていたのです。


その対策は徹底していて秋口まで
介護業界では多数が集まるイベントは
ほとんど見送りを決断しています。


何より地域で最期まで自分らしく
暮らすために医療と介護の多職種が
日頃から連携する地域包括ケアにより


様々な支援を実践してきた成果が
今回、活かされたのだと思います。


患者の生命を救うために医療者が
懸命に治療に当たったのと同時に


介護現場で感染させない対策が
徹底されたことが死者を出さない
奇跡を生んだことは間違いない。


介護は写し鏡でありケアする側が
"未知のウイルス"という言葉に


惑わされ翻弄されたらその不安は
必ず利用者に伝播してしまいます。


日々"ヒヤリハット"していますが
利用者のみなさんは元気ですよと


介護現場で働く方から番組宛に
心強いお手紙もいただきました


超高齢社会を迎えている日本では
すでに医療には限界があることは


分かっていたことで感染の恐怖に
思考停止にならずに変わらぬ日常を
守り続けている介護職に感謝ですクローバー


withコロナを生きていく世界に
生きるを支える日本のケアの底力
これからも希望の光になるはずひらめき電球


花咲く前の蕾に感動する今日この頃ニコニコ


どうやらもう少し早起き生活が
続くようですので発信できる機会を


もらえていることに感謝しながら
言葉を紡いでいきたいと思います音譜