白蝸牛
今週はミエさんと習っている句会の
みなさんと伊勢神宮で吟行です
風の神様が祀られている"風宮"
豊受大神の荒御魂を祀る"多賀宮"
1500年あまりの時を重ねる外宮の
神宮内には苔が茂った老樹巨木があちらこちらに沢山あり大地から
パワーをもらうことが出来ました
そして苔生す木の幹をゆっくり
進む白いカタツムリを発見し一句🐌
「白蝸牛 神に仕へし 風の宮」
神々を遷す式年遷宮は1300年も
続いていますが神殿だけでなく
神宮に架かる宇治橋や調度品までも
一新する行事で神々を美しく瑞々しい
神殿でお祀りしたいという古代の
人々の発想の"常若(とこわか)"の
精神が今に受け継がれているから
伊勢の杜に足を踏み入れた瞬間に
一斉に鳴き出した蝉の声で一句☞
「常若の 心が生くる 春の蝉」
今を生きる小さな命に目を向け
脈々と受け継がれる歴史を紐解き
五七五に詠み込むために感覚や
感性を磨いていかなければならない
俳句はやっぱり奥がとても深い
伊勢神宮吟行の続きはまた明日