【作品情報】
製作総指揮 リドリー・スコット
監 督 ドゥニ・ヴィルヌーブ
出 演 ライアン・ゴズリング、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ロビン・ライト、マッケンジー・デイヴィス、カーラ・ジュリ、エドワード・ジェームズ・オルモス、ハリソン・フォード、他
上 映 時 間 163分
ジャ ンル SF>サスペンス
原 題 「Blade Runner 2049」
【あらすじ】
2049年、ロス市警のブレードランナーである「KD6-3.7」(ライアン・ゴスリング)は、彼自身ネクサス9型というレプリカントであったが、旧型のレプリカントであるネクサス8を追跡し、解任(抹殺)する専任捜査官であった。
ある日、ロサンゼルス郊外の合成農場で、その農場を営んでいたネクサス8型のサッパー・モートンを解任する。
農場周辺をスキャンした際に、庭の枯れ木の根元に異物を発見し、専従チームが後日精査するとそこからトランクが発見される。
トランク内部には、人骨が入っており…検視の結果、約30年前に死亡したレプリカントの女性であった。
なんと彼女にはレプリカントでありながら、妊娠・出産の兆候が確認された。
旧型においては、寿命が決められていたり…
最新型のネクサス9型ですら、繁殖が出来ないはずであるのに、30年前以前のレプリカントが何故、妊娠・出産が出来たのか?
またその子供は今どうしているのか?
「KD6-3.7」は更なる謎を追いかけて、捜査を進めていく。
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いやー、難解^^;
前作「ブレードランナー」もSFファンには名作と支持されているけれど、あれも難解やった。
しろくま・まちゃるも前作は公開時から好きで…
ビデオ、DVD、BDと買い直して、何度も何度も何度も観ておりますが…
未だに意味するところを全て理解しているとは言い難いかも^^;
ストーリー展開をただなぞるだけなら、何にも問題ないけれど…
何故そう言うたのか。
何故それをしたのか。
フレームインした物体や人に、どういう意味があるのか…
東洋風なカオスな背景の元…
展開される物語の端々に、哲学的な考え方だけでなく…
どこか宗教的な、どこか観念的な…
どこら啓示的な要素もあるように感じるんよね。
それら全部取り混ぜたようなカオスで難しい要素が見え隠れしてるんよね。
これはストーリーでもそういう感じがするし…
映画の中の全てにおいて、そういう雰囲気を醸し出してるんやろうね。
今作は、前作の雰囲気を継承しつつ…
話の流れには新たな展開を見せ、またCGの発達により前作の世界を大きく広げる事にも…まぁ成功したと言えそう。
何故、まぁ成功した…程度にしか言わないのか?
ミニチュアであれだけの広大で巨大な世界を見せつけた前作よりも、今作は大きく進化したCGで表現出来る範囲はもっと大きなはずやけど…
制作側の創造・想像力が乏しいのか…前作の世界観を映像化しただけに思えるんよね。
前作は、あの世界観を一気に表現してきたところにも素晴らしさがあったと思う。
今作にはそれが欠けてる気がするんよね^^;
日本や中国や香港、台湾、ベトナムなどを混ぜ合わせたような世界のカオス感は前作より少しマイルドになってる気はするけどねw