【映画館】「ダンケルク」(2017年アメリカ) | しろくま・まちゃるWORLD!

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【作品情報】

監   督 クリストファー・ノーラン
出   演 フィン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、ジャック・ロウデン、ハリー・スタイルズ、マーク・ライランス、トム・ハーディー、ケネス・ブラナー、他
上映時間 106分
ジャンル  人間ドラマ>戦争
原   題 「DUNKIRK
 
【あらすじ】
ヨーロッパを我が物にしようと侵攻を始めたヒトラーのドイツ軍に対抗すべくフランスへと出兵したイギリス。
 
しかしドイツ軍の侵攻は…予想外の経路を、予想外の速さで進撃。
1940年5月、英仏連合軍はあっという間にドーバー目前の海まで押されてしまう。
 
破竹の勢いに乗るドイツ軍と敗残して海際まで押しまくられた英仏連合軍。
その数、40万人。
 
彼らを助けるべく英国本土から様々な支援がなされようとするが、軍上層部の救援計画は「英軍兵士3万5千人」しか対象としていなかった。
 
一人でも多く助けるべく、軍上層部の見込みを良い意味で裏切る為、イギリス海軍の救援作戦責任者は、イギリス中の民間船に救援を依頼。
誇り高き英国人船乗りたちは、同胞を助けるべく船をフランスに向けるのだった。
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 
この映画全体で共通しているもの…
それは物事や行動の善悪に関係なく、一つの判断や行動が「生死の境目」となる…その一点。
 
戦争という大きな嵐のような行為の前では…、
善人でも悪人でも…
若人でも老人でも…
イギリス人でもフランス人でも、ドイツ人でも…
軍人でも民間人でも…
英雄でも凡人でも…
空を飛んでいても、陸を這いずり回ってても、海を駆けていても…
皆に等しく、生きる機会と死との選択肢が待ち受ける。
 
善行をしても死ぬ時は死ぬし…
悪行を犯しても生き残る時は生き残る。
 
英雄が拍手喝采を持って迎えられるばかりではなく…狡猾な人間が大きく安息の溜息をつく事もある。
 
この映画で描かれてるのは、こういうごくごく一般的な軍人や民間人の生と死、喜びと悲しみ。
苦悩と歓喜を繰り返し繰り返しひたすら描いてる。
 
戦争中、人にはそれだけ生と死の境目が頻繁に訪れてて、皆それぞれ、自分の判断や行動でそれを自然と選択していってる。
 
そこには神の意思も、お偉いさんの意思も…
家族の想いも、個人の願いも関係なく…
ただ自然に、淡々と、黙々と選択は行われている。
人は自ずとそれを選び、その結果が与えられているだけ。
 
かなり哲学的な思考の発想を基に創られているのかな。
 
この映画の特徴と魅力は、面白いとか言う前に、この大いなる嵐の中で黙々と行われる選択を映像で繰り返し見せられる…この1点に集約されてるね。
 
第2次大戦中のイギリスの名戦闘機「スーパーマリン・スピットファイア」を存分に味わえる部分もイイところ^^
 
CG合成の部分もあるんかもしれんけど…
実機を撮影してこその魅力も存分に味わえる。
 
「空軍大戦略」や「ダークブルー」も観直したくなったね^^