【作品情報】
監 督 宮藤官九郎
出 演 長瀬智也、神木隆之介、宮沢りえ、古田新太、尾野真千子、森川葵、桐谷健太、他
上映時間 125分
ジャンル コメディー
【あらすじ】
高3の修学旅行で、バスで旅行中の大助(神木隆之介)は、友人・松浦君に頼み込んで、初恋の君・ひろ美(森川葵)の隣席をゲットし、ホクホク顔でその席を堪能していたが、あるきっかけでバスがカーブを曲がりきれずに崖下へ落下する…
大助が気付いてふと周りを見渡すと…鬼のバンド・「地獄図(ヘルズ)」が演奏を始める。
キラーK(長瀬智也)とCOZY(桐谷健太)、邪子(清野菜名)の3人がかき鳴らすハードコアの音楽を聞きながら、よくよく見ると、ここは地獄だった。
演奏を終えた3人に、タメ口やイマドキの若者言葉で話しながら、自分が置かれている状況の説明を求める大助。
どうやらバスの事故があって、死者29名、生存者1名が確認されたとの事だが…自分が死んだという事は理解していなかった。
しかし、本人は理解していないとしても…大助は死んだからこそ、ここ地獄にいるのだ。
地獄での行いは、毎週金曜日の試験で試され…畜生道、修羅道、地獄道、餓鬼道、人間道、天道(天国)へと輪廻転生される。
人間として新たに人生をやり直すか、天国へ行っているかもしれないひろ美ちゃんの消息を尋ねるか…大助は、自分が頑張れる事をやって、えんま校長(古田新太)に認められようとするが…
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毎度お馴染み、クドカンのコメディー^^
阿部サダヲがいないのが不思議w
どこかにカメオ出演でもしてないかと探したけど…映画では確認出来んかった^^;
どこか「デトロイト・メタル・シティー」を思い出すようなデスメタルの様なハードコア系のロックをかき鳴らしながら、序盤から歌いまくるTOKIOの長瀬君^^
「マザー・ファッカー」の甲高い雄叫びが、なかなか似合いますなw
神木君も、どこか少女の様な顔つきだったのが…男っぽくなってきて、こういうロックな世界が似合う感じにはなってきたねw
まだ声は高いけどねwww
ロック系の演奏を伴う映画やし…
扮装をしながら、いろいろなミュージシャンや俳優さんが、ちょい出をしてる。
CHARがいるなら、野村義男君もおるし…
みうらじゅんやら、元メガデスのマーティー・フリードマン、ROLLYまで出てるがな^^
何故か「憂歌団」の木村光揮まで^^
中村獅童がクレジットされてたけど…どこに出てるかわからんかった^^;
「自殺は地獄でも一番悪い事」とか・・・
「あなたがいればここは天国、あなたがいなければここは地獄。あなたがいれば地獄も天国。あなたがいなければ天国も地獄。」
劇中で話される言葉や歌に、今の世の中へのメッセージや不変の愛について…織り込まれてるみたいに感じたのは俺だけかな?
前半はかなりコメディ路線というかおふざけ路線を突っ走るけど…
後半は、ホロリとさせるシーンも多く…
届かぬ想い、閉ざされた希望…
そんな中から友情がそれを凌駕する。
さすがに打ち破るところまではいかないけれど…
大助が、人生の…ではなく、地獄での生き甲斐を見つけ、自分だけの目標…ひろ美ちゃんとの再会だけを目指すのではなく…他人の届かぬ想いや閉ざされた希望の為に行動し始める。
今の若者に向けたメッセージのような気がするなww