闇社会とはなにか。
一般的にはマフィアや暴力団などのことだろうと思う。
ゴッドファーザーの世界とか、仁義なき戦いの世界とか。
為政には闇社会との連携が欠かせないということは、それらの闇の世界を一般的に肯定するということになる。
つまり、暴力団の存在を認める。そういうことか。
昨今はいたるところに暴力団を排除しようというポスターが貼られていて、一般社会から暴力団を追い出している。
暴力団は確かに社会にとって害ある存在であると思われる。
しかし、彼らが闇社会のすべてではない。
むしろ、暴力団に所属している彼らは、いろんな社会から排除されてそうする以外に生きていくすべのない人々であり、多くの闇社会の人間は、人間社会のなかで自らの生業を持ち、普通に生きている。
つまり、日本において暴力団という存在は、闇社会が抱えるゴミ箱のようなものである。
そこに所属している人々のほとんどが、同和部落のものや在日朝鮮人である。
つまり、部落や在日朝鮮人の集団からこぼれおちてしまったものが、暴力団という集団を作っているといえる。
部落や在日朝鮮人という人々は、ただでさえ日本社会から敬遠され排除される存在であるにもかかわらず、さらにその集団からもこぼれおちた人々が、闇社会の中で暴力団となって存在しているんである。
たとえば、必殺仕事人という時代劇の話。
彼らは普段は役所勤めや商売を普通にしている人々であるけれど、実のところは社会の闇を切る仕事人である。
こういう風なのが、闇社会の人間である、ということである。
あからさまに暴力団の組員であるという人は、こういう事情の人であって、そういう人々が闇社会の人間ということではない。
表の顔と裏の顔がある。
それは、光と影が表裏一体であることと同じである。
彼ら自身にも、光と影が同時に存在しているんである。
そうであることが、本物の闇社会の人間であるということである。