「琉歌百景 綾なす言葉たち」 上原直彦著 | 琉球古典備忘録

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沖縄ですごした日々を思い起こしながら気持ちを新たに取り組む・・。
その中で気付いたことや感想、できごとを書いています。


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 ずっと本棚にあって読んだつもりが読んでいなかった本。上原氏の直筆サイン入りになっていて、自分でいただいた覚えはないので知人のAさんが送ってくださったに違いありません。遠く離れても気遣って下さる方、ありがたいです上原直彦さんといえば「民謡で今日拝なびら」。ネットラジオで全国で聴けるのですね、便利な世の中です。

 読んでみると、琉歌は心情を素直にそのまま表現する素朴なものだと感じます。何かにたとえたり音の面白さを取り入れた歌もありますが、技巧に苦心するより想いをストレートに詠む、というのが沖縄らしい感じ。 沖縄の人々のなかで共有されてきた言い回しには共通の理解が得られ、ヤマトゥンチュには意味はわかるけれども微妙なニュアンスは伝わらないかも

 古典音楽界には「仲風止まゐ・述懐止まゐ」という言葉がある、とのことです。つまり仲風・述懐節まできたらもう満足して稽古をしなくなってしまうことを指し、できた気分になって物事を中途半端にすることの意味が込められているそうです。これなどは歌三線をやっている人には思い当たるフシがありそうです。というかこういう表現を使って歌を詠むのは三線をする人なはず。自作なさる我が師のように、本来は自分で歌をよんで好きな節、合う節にのせるものなのでしょう。 次回の稽古までに歌を作ってくることという課題はさすがに出ませんが、「かぎやで風」などは月毎に違う琉歌で歌っている様子。たまにしか参加できないけれど新鮮な気分になります。湯島うた三線教室

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