先日は歌舞伎女子大学、通称かぶじょに参加してきました
{1E72F2EA-E3DC-48BE-8013-9F3B6EDE9610}

場所は学習院女子大学 やわらぎホール

チケットを予約した時点では学習院大学と思い込み、当日間際にYahoo!乗換案内で検索してようやく女子大が別途存在することに気付いたっていう…

学習院卒なぞ周りにいるような高貴な生まれでないので知らんかったわ

危うく目白に行くところだったぞ(´>ω∂`)てへぺろ

それはさておき、
学習院女子と言えば
「ごきげんよう
のご挨拶で(自分の中では)有名ですが
前に東医体っていう東日本医学生体育大会で会う度に
「ごきげんよう」
って言う学習院出身のコがいて
コレはツッコむべきなのか悩んで結局どうしていいのか分からなさすぎてスルーしていたけれど本気モンだったのかと今さら知った私。

内容は
歌舞伎の名作を ある現代人がストーリーテラーとなって舞台の感想やオススメポイントを交えつつ勝手に考察するという話。
歌舞伎役者として唯一出演している坂東新悟くんがほぼ古典用語を使う以外はみーんな現代語で話すし、分かりにくいところはストーリーテラーが教えてくれたりもする。
代表が関亜弓さんだからなのかもしれないけれど、どちらかというと木ノ下歌舞伎(歌舞伎を現代的に解釈した舞台)とイヤホンガイドを足して2で割ったような雰囲気。
正直 私はキノカブ苦手なので、あ…これ好きじゃないな…という場面もチラホラ
いや、考察的にはいいんだけど、2作品ともストーリーテラーがオドオドしながら観客に同意を得ようとする場面が多いような?
私は物事は何事もハッキリ言った方がいいってタイプなので、観ていてイラ(°ㅂ°💢)ついたというのが本音。性格なんでね


2日連続で参加したんだけど
初日は"菅原伝授手習鑑に関する考察"で
新悟くん演じる桜丸の切腹の場からスタート。
そこから何故桜丸が死ななくてはならなかったのか?その経緯や、三兄弟のうちの梅王丸(ストーリーテラー)に焦点を当てて話が進んでいくというもの。最後は考察らしくifエンドで気持ちの面で救いようがある終わり方だったけど、こういった歌舞伎の現代語版を観て毎度思うのは、現代に生きる自分とたいして変わらないってこと。一部上場の企業に入社して残業もしたりしたけれど、リストラされて…似たような境遇っていつの時代でもあるんだよね( ˊᵕˋ ;)
だからこそ現代語ではなく古語で型にはまった演技の方がリアルになりすぎずに、ただただ共感されれのかな?と。歌舞伎が今でも残っている所以はそこにあるように感じた。

2幕目はトークショーでゲストは中村壱太郎さん
昔からメディア露出が多かったから新悟くんとは歳が離れているのかと思っていたけれど、意外と同い年っていう。
私の周りもすっごい驚いていたわ。
新悟くんの若さというよりも壱太郎くんの貫禄かな?
美しい女形を並べて観れたという点だけでも今回は来て良かったと思った

翌日昼は
"妹背山婦女庭訓"で
こちらは再演。
前回観なかったのでこちらはついでなんだけれど、
お三輪役はもちろん新悟くん。
舞台の上に椅子を並べて、約半分のスペースだったので小道具もほとんどないし、その中でお化粧も鬘もなくお着物も普通の着流しで挑んだ新悟くんが仕草ひとつで女の子に見える(見せる?)というミラクル
何百年も前から伝わる型ってやっぱり凄い!と感じた瞬間だった。
最後は死んだお三輪の最期の願いを叶えるためにストーリーテラーの女と新悟くんがクルクル回って苧環(おだまき)を使うおまじないで終わるんだけど
正直、非リア充でコミュ障な私からすると、ここが一番キツかった…
おねーさんそういった星に願いを込めるとかキラキラしたものは卒業したので思わず(꒪꒳꒪ )白目むいといた。

2幕目のトークで新悟くんが"KYUN×2歌舞伎"と話してたけど、こういったところがホント苦手なんだよなー
歌舞伎"女子大"なんだから仕方ないのかな…(男子校寄りの女子意見。しかもとうの昔に卒業組。)
他にも登場人物が私のご先祖様で居心地が悪いというのも理由のひとつだったりもするけどね。ホントごめんなさいね、お三輪様。

公演後
新悟くんとの撮影会が催されると開演時間の間際に聞いて
整理券ないかと思っていたら
新悟くんが細すぎるからみんな敬遠したのか、意外とギリギリの到着でも全然余裕だったという…ホント細いのよ。つーか細長い。
美しい女形とのツーショットは公開処刑間違えなしだけど、記念だからʬʬʬ

次回は参加するかは分からないけど(ちょいちょい苦手部類もあり)
こういった見方もあると思うとまた歌舞伎座でこれらの演目がかかった時に観る楽しみもあるかもな?と思うショウコなのでした