西尾は愛知県南の方ですので、あまり雪は降らないのですが
今日は茶畑が真っ白になりました。
それでも昼過ぎには溶けてしまいましたけどね。
さて、今日は『霜』について書いてみます。
霜が降りた茶園はこんな感じになります。

真っ白ですね(>_<)
お茶の木は春が近づくと少しづつ芽が成長を始めるのですが、
その時に茶園に霜が降りると、茶の芽は成長できなくなってしまい、
収穫に大きな被害を与えます。
そのために、茶園にはちょっと変わった秘密兵器が用意されています。
それがこちら。

分かりにくくてゴメンなさい(>_<)
拡大します。

わかりますか?大きな扇風機のようなものが茶園にはたくさん立っています。
これが、霜による被害を防ぐための装置、「防霜ファン』です。
霜注意報が出るような寒い日の夕方から朝にかけて、これが茶園の上で
茶畑に向けて風を送り続けます。
「風なんて送ったら、逆に冷えちゃうんじゃない?」
と思われるかもしれませんね。
でも、これがそうでもないのです。
ご存知の通り、暖かい空気や水は上に、冷たい空気や水は下に移動します。
そのため、地表とファンのある6Mくらいのところでは、5~6度の温度差があるのです。
それを、防霜ファンの風で攪拌し、霜が降りるのを防ぐというわけです。
ただ、この『霜』ですが、「わかったようで実は勘違いしていた」ことが以外に多かった事が
最近の研究で分かってきました。
というわけで、次回は『霜』に関する勘違い、についてです(^-^)ノ