認知症であることが判明したばかりのあーちゃんは、自分が「認知症」であると言われることや、自分が「出来ていない」「分かっていない」と言われることに過敏になってやたらとピリピリしていた。
診察でも先生がおっしゃることには被せ気味に答え、娘達には口を挟ませないようにする事が多かった。
それが段々と、どうにもこうにも先生の言葉が理解できなくなったのか、
と、診察中なのに先生ではなく娘達に聞くようになり、
その内、診察室では黙っているが診察室を出てから
と、確認するだけになった。
1番驚いたのは、認知症の専門医の先生に主治医を変えてから2回目の診察の時。
MRIやSPECTの検査を経て先生が
と、あーちゃんの前でハッキリとした言葉で診断を下した時。
あーちゃんはそんな直接的な言葉を聞いても、全くの無反応だった。
それくらい、あーちゃんはもう言葉が理解出来なくなっていたのだ。
思えばその時から既に2年近く経ったわけで、
「ベランダ」という単語や「携帯」という単語を忘れてしまっても、「カレー」という食べ物がなんたるかを忘れてしまっても、
まあ仕方がないのかなあ…と思う今日この頃。
今では診察の時も、そうではなくて何か窓口で対応していただく機会があったとしても、
とキラキラしたおめめで最初から娘達に丸投げするあーちゃん。
もはや、自分で理解して対応する気ゼロよ。
…あれ?
あーちゃんったら、今や自分が人の言葉を理解出来ていないって自覚、あるのか⁉︎
それでもきっとそこからは目を逸らして、
ってホクホクしているんだろうなー。
まあ、可愛いからいいか!笑
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