あーちゃんは相変わらず、
実はよく理解できていなくても相手に合わせて上手く返事をするのが上手なんだけど、
「老人ホームへ引っ越した」という事実が頭の中でアップデートされていないため、
会話がちぐはぐになってしまうことが多くなった。


あーちゃんのいるホームでは入浴日が月曜と木曜なのだけど、月曜日に認知症の病院へ行くためお風呂に入れないことがある。
もう暑くなってきたので週に一度しかお風呂に入れないのはキツい。そこであーちゃんは日曜日になーにゃんの家でお風呂に入った。
その時にあーちゃんが
「野菜が食べたいわ」
と言ったのでなーにゃんは野菜の常備菜を出してあげて食べさせたらしい。

その話をワフウフも一緒の時に話していて、なーにゃんが
とあーちゃんに聞くと、多分あーちゃんは何を食べたのか覚えていなかったのだろう(或いは食べた事自体も覚えていなかったのかも…)、
と言った後、言い訳するように
と言った。
…いや、もう自分では作ってないよね?
もう2ヶ月以上も毎日人が作ったもの食べてるよね???
あーちゃんの頭の中ではあーちゃんはまだ自宅に居て自炊をしている前提で会話をしているのだ。


そして、また
と言った時。
明らかに「老人ホームでは運動不足になる」という強迫観念からのアピールだと思う。

実際にはアラフィフの娘たちですらヘトヘトになるくらい毎日歩き回っているのでむしろ自宅で暮らしていた時よりも運動はしているはずだ。
だけどあーちゃんの中では
「自由に外に出られない=運動不足」と紐付けられていて、ちょくちょく「運動不足で足の感覚が…」と言い出す。
こっちは毎日ヘトヘトになるまで歩くのに付き合っているからこれを聞くと正直イラッとするんだよなー。
だけど、本当に何か変なら病院に連れて行った方がいいかもしれないので、なーにゃんとワフウフが足のどの辺がどのように変なのか細かく聞くと、
違和感のある場所も状態もどんどん変わっていってしまうくらいあやふやなあーちゃん。

と言うと、
と言い出す。
と聞くと、
…いや、だからもう自分で買い物なんか行ってないよね?
と言うと、あーちゃんはぽかんとする。
そして、多分言われたことの意味が分からないまま、
と答える。
これの繰り返し。
自分では変なことを言ったという認識は全くないんだろうな。


ホームへ引っ越してから2ヶ月過ぎて、なんとなーくホームでの生活には慣れてきたように思えるけれど、引っ越しをしたという事実があーちゃんの頭の中でアップデートされるのはいつなんだろう。
ホームへ引っ越したバージョンの受け答えはいつか出来上がるんだろうか。

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