私の叔父は、キャリア警察官ですけど、何故か刑事ドラマを良く見ています。

たまに録画したドラマを私に貸してくれます。

その中の一つに桜の塔が有りました。

椎名桔平と玉木宏のキャリア警察官は似合っていました。

広末涼子の警部補は、有り得ない事をしていますね。

警視総監の地位をめぐるドラマですけど、警視総監は、階級が一番上なだけで、あくまで東京都の警察のトップです。

さらに上には、警察庁長官がいます。

制服警察官のトップは、警察庁長官です。

先ずはそれを分かっていない。

警察官の不祥事は、どの県でも大なり小なり有りますよ。

しかし、拳銃の横流しはしない。

麻薬なんて、論外です。

そして、一番の嘘っぱちは、キャリア警察官は離婚したら、昇格は無い事を脚本家が知らなかった。

ドラマのクライマックスで、仲里依紗が迫真の演技で離婚届を出すけど、離婚したら、玉木宏に犯罪者の家族と言うマイナスポイントは消えるけど、離婚したら、昇格出来ないと言う警察の内規に触れます。

キャリア警察官が離婚しない理由は、それです。

相棒で杉下右京が昇格出来ない理由の一つが離婚してるからだと叔父に言われて納得しました。

ドラマと現実の違いは、警察の世界です。

警察の世界では、上が決めたら間違えたと分かっていても続けます。

警察の黒歴史

一連のサリン事件

グリコ、森永事件

国松警察庁長官狙撃事件

全ては、キャリア警察官が謝った判断したから迷宮入りしました。

ノンキャリア警察官が忠告出来ない世界です。

一度間違って判断下したら、訂正が出来ないのが実際のキャリア警察官です。

それに、ドラマより現実の警察官は忙しいから、椎名桔平のように、刑事部長はのんびり派閥抗争してる余裕は無い。

次々と事件、事故は起きるから対応に追われます。

今野敏の隠蔽捜査を読むと、キャリア警察官の多忙さは分かります。