人間がいる地域には、怪談話は付き物です。
病院
学校
こういう場所には、洋の東西を問わず怪談話が有ります。
しかし、日本では寺や教会に幽霊が出る事は少ないけど、ヨーロッパでは教会に幽霊が出る事は多いのです。
敢えて国の名前は出さないけど、EU加盟国の1つで聞いた話です。
その国では、貞操観念が強くて女性は、初めてキスした人と結婚すると言われています。
今の日本やアメリカでは、挨拶代わりにキスする国から見たら信じられない話です。
そんな風習のある国ですから、結婚式が決まり、教会で式の打ち合わせをして分かれてから、お互いに独身最後の夜は、男は男の友達だけで集まり、女は、女の友達だけで集まってパーティーを開く風習があるそうです。
結婚して一年間は、家庭以外では飲まない習慣がある珍しい地域です。
一年間は、子造りに励めと言う意味らしい。
明日は、結婚式。
まさに幸福の絶頂の手前にいた女性。
しかし、その時不幸が襲いました。
真っ暗な夜道を一人で歩いていたら、レイプされたのです。
愛する人の為に守って来た処女を汚されたのです。
女性は、家に帰り、自分の部屋で首吊り自殺しました。
翌朝、彼女が起きて来ないから母親が部屋に入り発見しました。
家中がパニックになりました。
結婚式の当日に花嫁が自殺しました。
花婿が急いで来ました。
遺体を抱き締めて泣きました。
教会は、結婚式から葬式に180℃シフトを替えました。
花婿が花嫁を抱いて神父の前に行きました。
そして遺体を棺に入れました。
喪服に着替えて友人達が次々と棺に花を入れていました。
ところが、花婿の親友が花を入れようとしたら、死んだはずの花嫁が男性に襲いかかりました。
お前が私を襲ったんだ。
私は、お前に言い寄られて迷惑していたんだ。
そう言って、男性の首筋を締め付けました。
男性は、恐怖で心臓麻痺を起こして死にました。
女性の部屋の机の引き出しには、男性からのストーカーのようなラブレターが大量に発見されました。
悲惨なのは花婿です。
自分の親友がまさかそんな事をしているとは知らなかった。
そして、自分の嫁さんになる女性をレイプするなんて予想もしなかった。
花婿は、発狂してしまいました。
それから、その教会には毎晩花嫁の亡霊が出るようになりました。
バージンでバージンロードを歩きたかった。
そう言って、ウェディングドレスを着て歩いているそうです。
そして、その亡霊を見ると不幸が訪れると言われています。