フェラーリF-40は、ジャン アレジが息子のレース資金に充てる為に、1億円で売った事で話題になった車です。
V8のツインターボですから、パワーは有ります。
ただ、本当にじゃじゃ馬ですから、乗りこなす事は難しい車です。
一昨年、私がユーロCEOとして、ヨーロッパに行った時、オーナーへの土産に、シュタインベルガーと、オレンジテイストの地ビールを買って来ました。
オーナーも、本業で酒を扱うから、シュタインベルガーは知っていたけど、フランスワインしか飲んでいなくて、シュタインベルガーを飲んだら印象が変わったと言ってました。
普通の人なら、ここで話を止めますけど、オーナーは違いました。
他人を仲介させると高くつくからと言って、直接ドイツに買い付けに行きました。
しかも、私が再びヨーロッパに行く時にスケジュールを合わせて、私の休日にシュタインベルガーを買い付けに行きました。
日本から、F-40を空輸してヨーロッパを走りました。
ビジネスは、第一印象が大切です。
フェラーリF-40を乗り回す事は、ステータスです。
この車を買う金はあるんだよ。
そういう証明になります。
結局、ビジネスはどうなったかは聞かなかったけど、今は物が動いてないみたいです。
F-40は、2シーターです。
私が運転して、アウトバーンを走行しました。
タイヤは、日本製の最高級スポーツタイヤです。
ZRのハイグリップタイヤです。
日本では出せない300キロを軽く出してしまいました。
地面に押し付けられる感覚。
コーナーで2Gは当たり前です。
昌昭君に運転頼んで良かったよ。
僕には300キロはコントロール出来ないよ。
オーナーが助手席で言ってました。
オーナーには、本場仕込みのハンバーグを食べて貰いたかった。
肉料理の本場は、やはりドイツです。
3日程ヨーロッパ各地を回って、オーナーはいろいろな酒を飲んで日本に帰国しました。
現地に留学している日本人大学生を通訳にして、何ヵ所か商談したらしい。
私は、オーナーとは1日しかスケジュールが合わなかったです。
私は、3ヶ月ぐらいヨーロッパに滞在しました。
帰国してからオーナーに会ったら、アウトバーンでは、250しか出せなかったと言ってました。
一般人としては、頑張って出しましたね。
スピードは、慣れです。
この時の出張で、私はニュルブルクリンクサーキットでタイムアタックして、6分30秒がベストラップでした。
車は、アウディR8でしたけどね。
フェラーリF-40なら、7分を切れたかな?