来年4月、小学校への入学を控えている年長さんのご家庭では、
そろそろ学校見学や情報収集が本格化する時期ですね。
先輩ママたちの体験談を聞く機会も増えていることでしょう。
その中で、こんな声を耳にしたことはありませんか?
「なんとかなるから大丈夫だよ」
この一言で学校を決めたという方に出会うたび、私は少し違和感を覚えることがあります。
もちろん、「なんとかなる」という言葉には希望や前向きな気持ちが込められていることもあり、
日本語としてとても柔らかく、便利な言い回しです。
私自身も時には使うことがあります。
でも、それが“誰かの経験”に基づいた言葉であった場合――その経験が、そのまま目の前の子どもに当てはまるとは限りません。
大切なのは「わが子を見る視点」
学校を選ぶ際、本当に大切にしたいのは「今、目の前にいる子ども自身」です。
どんな発達の特徴を持ち、どのような環境で伸びやすいのか。
学校が提供する教育の在り方と、子どもとの相性をじっくりと見極めること。
それが、保護者の大きな役目なのではないでしょうか。
もちろん、先輩ママたちの体験談は貴重な情報源です。
しかし、それを「正解」として鵜呑みにするのではなく、自分の子どもにとって何が最善かを、
自分の目と心で判断していくことが大切です。
進路選びに「正解」はない。でも、確かな「手がかり」はある
情報が溢れる今だからこそ、大切なのは信頼できる人に相談すること。
それは、お子さんを日々近くで見守っている先生や私達発達支援の専門家たちかもしれません。
学校選びを保護者さん達で抱え込まないで、是非ご相談下さい。
一緒に「手がかり]を整理していきましょう♪