「相手が伝えたい事」「こちらが伝える事」 | 作業療法士 佐藤明子のブログ 宮城県仙台市より

作業療法士 佐藤明子のブログ 宮城県仙台市より

ま~ぶる(株) (体と遊びと暮らしにアプローチ)

こんばんわ。ま~ぶる 作業療法士 佐藤明子です。

 

子ども達の行動や、周りの現状などのことで、

「困っています」と相談されることがあります。

 

「この困っています」という言葉の意味の中には

 

・すぐに解決して欲しい➡解決策が知りたい

・なぜそのような行動をとるのか教えて欲しい➡原因を知りたい

・今、どの発達段階にいるか知りたい➡理解したい

ということが含まれています。

 

「困っています」という言葉は一つでも、含みがあります。

 

相手の立場を理解しご質問に対して、その解決のヒントとなる対応をお伝えしますが、

 

時として

あえて相手が求めていないけど、気がついて欲しい・考えて欲しいことを「伝える」こともあります。

 

さっさと解決策を教えてくれればいいのにと言われますが、

そうすると、ずっと「ハウツー」だけを追い求めてることになります。

 

こどもは発達、変化するもの。

治療するものではありません。

 

絶対に同じ結果がでるとはならない。

 

だから、私達には知識が必要で、

その知識は他者からの情報から入ってくることが多いです。

 

解決策だけ求めていては、知識は入らない。

 

だからこそ、余計なお世話でも、

知識として知って欲しいことをお伝えすることがあります。

 

今週金曜日は、

ダウン症発達講座修了生の方との勉強会。

 

一緒に知識のアップデートをしていこうと思います。

 

ダウン症発達講座の開催は7月以降検討しています。

一緒に学べたら、嬉しいです。