おはようございます。
現場×発達支援 作業療法士 佐藤明子です。
ダウン症のある4歳の男の子のママからのご相談です。
幼稚園では、集中して遊べるおもちゃがありません。
音の鳴る絵本は好きですが、それしか興味がありません。
先生方は、色々おもちゃを出して下さるのですが、興味をしめしません。
どうしたら良いですか?
との、ご質問を受けました。
ダウン症のある4歳の男の子は、知的の発達がゆるやかなタイプです。
彼が楽しいと感じるのは
・揺れ
・音
・光
・振動
など、自分の身体に刺激が入るもの。
それを楽しいと感じています。
彼に、積み木を渡すと
・投げる
・噛む
・机に打ち付ける
・机から落とす
など、こちらがイメージしている遊びにはなりません。
でも、それが彼の「楽しい」と感じる遊びなのです。
遊びの段階付けがあるように、
「楽しい」にも段階付けがあります。
彼の「楽しい」の種類が変わるためには、
大人の対応と、環境作りが必要になります。
そのためには、どうするのか?
そう、彼の特性を理解し、
彼の「楽しいと思う世界を共有すること」から始まります。
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「彼にはどんな関りができるかな?」
と考える前に
「楽しい」って何だろう♪
と考えてみることも大切。
彼がおもちゃで遊んで楽しいと感じるのは、
もう少し、「楽しいのバリエーション」が増えた時になるのかもしれませんね♪