おはようございます。
現場×発達支援 作業療法士 佐藤明子です。
今日は以前投稿した記事に加筆修正をしました。
我が子の発達が気になる、
療育について躊躇している
そんな保護者さんに読んで頂きたい内容です。
療育の最初のスタートは、
本当なら行きたくない、と
ママが思うことは、当たり前のことです。
普通の、当たり前の子育てを
イメージしていたのに、
目の前の我が子は、
他の子と比べると発達が遅かったり、
他の子と違う行動や言動をする
そんなこと、納得できることではない。
我が子だからと言って素直に受け入れる訳ではない。
障がい受容なんてできない。
それは、当たり前の感情です。
だから、その感情を責めないでください。
療育施設に通うママ達は、
ママが行きたいから行くのでなく、
目の前の子どもをなんとかしたい。何かの手立てを知りたい
と、いう思いで来られる方が大半です。
療育の最初の段階は
ママの感情は無理しなくていい。
障がい受容も
我が子がかわいいと思えなくても、
感情は後から整理しましょう。
だから、
とりあえず、子どもと一緒に通ってきて欲しい。
脳は何歳からでも発達する、成長する、
だから、療育が遅くても大丈夫
なんていう人がいるけど、
じゃあ、そういうあなたが保護者になったら、
「ゆっくりでも大丈夫」
と、言う人を信用しますか?
と、聞いたら
信用しないという。
世の中、そんなもん。
脳は、何歳からでも発達するけど、
誤学習を修正するのは時間がかかる
年齢が高くなると、
それだけ生活しているから、
その中で、学んでほしくないパターンを学習する
いわゆる誤学習
運動発達のゆっくりの子はなおさら、
自分の動きやすいパターンの体の使い方を学ぶ。
それは、自分のパターンであり、
効率の良いパターンではない。
だからまず、誤学習を修正して、
正しいパターンを教え、
未学習を学んでいく流れになる。
誤学習を修正することに時間がかかると、
本来学んで欲しいことに達する時間が少なくなる。
だから、障がい受容とか、
子どもの特性を理解するとか、
それは、療育に通いながらで良い。
まずは動き出して、療育を初めてほしい。
ママの気持ちが、モヤモヤしていても、
それでも、子どもの時間と可能性を取らないで欲しい
なんでこんなめんどくさいことを
しなくてはいけないんだろう、
と言うのが正直だと思う。
悩んでいるなら、まず、一歩踏み出してみよう。
世の中、そんなに怖くないよ。
怖いのは、
この先どうなるかわからないこと。
今、どんなことが必要なのか、
そうすると、どうなるのかがわかると、少し気持ちが楽になるよ。
ママだけが
頑張らなくていいんだからね。