2つ目の職場はExecutive Office(総務部)

Travel Assistantとして全職員の出張に関するサポートや

出張後の旅費清算書類の作成などがメインで

事務職だが 多くの新しいことを学んだ

1日を1/4にわけて出発時間でper diem(日当)を計算すること

海外出張の精算は日付変更線を考慮しなければならないなど

出張前の事前仮払いから事後清算まで

お金に関することなので適切かつ慎重そして迅速性が求められたが

書類受理から清算まで自己完結型の業務には達成感があった

何より他の人の役に立っているという充足感が大きかった

 

 X'masパーティは一大イベント

 

このオフィスには日本人スタッフが6人

戦時中ラジオで流れる英語を日本語に訳していたというチーフの男性は

穏やかな性格でいつもニコニコしていて場の雰囲気を和らげた

Secretaryの O さんは妹のようにかわいがってくれて

着なくなった洋服をくれたり 一緒にランチしたりと楽しい思い出が多い

宝飾好きで よく大きな指輪をしていた K さん 結婚指輪

予算全般を扱っていて仕事には厳しい

自らコミュニケーションをとることは少ないが無類の愛煙家 タバコ

当時は屋内での喫煙が許されていた時代

彼女が気持ちよさそうに一服するたびに煙が後ろに流れてくるタバコタバコ

これがつらかった~ 

 日当たりのいいオフィス

 

グランマもタバコを吸っていた時期があった 

20代前半で若気の至りとでもいいましょうか

粋がって興味本位で始めたものの長くは続かずあっさり禁煙

自分がやめて以来 すっかり嫌煙家

勝手なもんです えー

 

日本の禁煙化は大変ゆるやに進み

原則屋内禁煙が義務化されたのが2020年

遅いですね~


分煙が定着した現在

何だろうと近づいたらオフィス街に設置された喫煙所でした

遊び心があってナイスアイデア!!

 かわいい喫煙所

 

1980年 Library Divisioに移動

独身の女性上司の Secretary です

仕事柄か、司書、書評係、カード整理など配送以外はすべて女性

今はほとんどの図書館がパソコンで検索をすると思うが

当時は小さな引き出しに書籍カード目録が整理されていた

 

全国6か所にあった American Center Library

多くの蔵書が収集・保管されていて

大学教授や学生がリサーチや研究のため利用していた

貸し出しもやっていたと思う

Library Division はCenter Library の中核業務を担い

書籍の選択、書誌情報、文献目録作成、記録などを行い

ブックカバーをかけて各 Center Library に送付

 

私生活では長男が産まれたが

病弱で早退や突然休まざるを得ないことが多かった

ある年のAnnual EvaluationにUnexpected Leaveが多いという理由で

「信頼性」の項目が前年より一つ下がっていた

これはショックだった

でも考えてみれば上司にとっては当然のことだろう

働く母親には厳しい時代だった

 

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