年末が近づくにつれ去年の派遣村を思い出してしまった。
今年もNPOもやいの湯浅さんが企画してくださるなら自分は行こうと思う。
自分は派遣切りにあった訳ではないが今年正社員切りにあったのは紛れも無い事実だし今までの人生を振り返る意味でも再確認しようと思う。
3、4日前の新聞に書いてあったことをふと書いてみる。
「9月完全失業率5.3%二ヶ月連続で改善傾向にあり7月発表の5.7%から0.2ポイント改善された」とある。
単純にこう聞くと「ああ、景気はすこしづつ良くなってきてるんだ~、新政権になったからかな~」なんてのんきに思ってる人がいるのではないだろうか?
むしろ逆だ
完全失業者実数363万人で11ヶ月連続で増え前年同月比で92万人増となっているのはなぜか?
失業者は増えたが失業率は下がった。
これにはからくりがあり、失業をし仕事探しをしていたが失業給付が切れもらえなくなりその後いくら仕事を探しても見つからず生きるためにしょうがなしに非正規雇用のアルバイトを始めた人間が五万と多いからである。
フリーターと呼ばれている人は実は「失業者」ではなく一時的でも「就業者」であるからである。
結局その数字が謙虚に現れたのが上記の数字だ。
つまり悪循環が招いた結果であり景気回復どころではないのだ。
やむやむ生きるためにアルバイトを始めた人間に対して「フリーターは世間の悪だ!」とか果して言えるのかアンタ?ということだ。
ここで【完全失業者】の定義を整理すると
国際労働機関(ILO)によると
①仕事に就いておらず
②仕事があればすぐに就くことができ
③仕事を探す活動をしていた人
としている。
これに対してニートと呼ばれている人は就職の意思があっても求職活動をしていないと非労働力人口とされ失業者とはみなされない。
厚生労働省の労働経済白書によると15歳から34歳で学校に通わず仕事にも就いていない人と定義している。
昨年度は62万人という数。
でもこの中にも「仕事をしたい」と考えている人は実はかなり多いそうだ。
さらに「仕事が見つかりそうにない」と職探しをやめている人
パートを辞めて解雇されて専業主婦になった人もやはりこの非労働力人口に含まれるのだそうだ。
「職を探そうにも、まともな職が無い状態が続いている」
まさにその通りだと自分は思う。
言い訳を言うつもりは無いが自分が今まで就職活動をしてきてわかった今の雇用、求人の現状は
①大手企業を含む会社は良い人材しか欲しくないから未経験者、無資格者、三流大学卒者は要らない。
つまり不況による景気悪化で新人を一から育てる金も時間も無い。
手っ取り早く使えて稼いでくれる人材即戦力を求めているのであってそれ以外の人間は要らない。
大学卒はあくまでただのステータス。
大手の看板に傷がつくのを恐れての採用だ。
「上司の出身者大学」これを気にしているだけだ。
でも、結局は企業、会社の奴隷じゃないかそれは?
②ハローワーク、求人サイトにあるような求人でできるような仕事はろくなのが無い。
俗に言うブラック会社だらけである。
未経験でも可を売りにした求人でいざ入社してからの実態は朝から晩まで電話営業、あるいは得意先周り、ルート営業・・・
残業代は一切無しで月10万にもならない安月給。
自宅によく投資用のマンション購入しませんか?って電話が掛かってきますよね。
・・・胡散臭い営業ですよあれって。
不動産業界のことをある程度理解している自分から見ればそれで騙された人達は「鴨がネギを背負ってきた」の一言である。
話を聞いてみると「家賃収入がある」、将来の相続税対策になる等都合の良いマニュアル言葉をゴタゴタ並べて話しかけてくる。
おいおい、じゃあさアンタの紹介する肝心のマンションはなんで築年数が古いものばかりなんだい??
利回りが良いってそれは入居率100%を想定しての利回りだから・・・
駅から離れてるし、ぼろいマンションなんかに今のご時世入る人なんかいませんよ・・・
うまい話ばっかりしゃべってさ。
ついこの間掛かってきた電話営業につい本気にしてそれ言ったら向こうは何も返せなくなりましたよ。
話戻って、少なくともマシなのは飲食店のホールスタッフ(水商売含む)、タクシーの運転手、ソープランドの店員、金貸し屋ぐらいかな。
上記の職業の方達を馬鹿にするつもりは無いが果して最高学歴の大学を出た人までがやらなきゃいけないような職業なのか?
とふと疑問がよぎる。
結局そういう求人ばかりしか目にしないということはすぐに辞める人しかいない離職率の多い会社ばかりということだ。
毎週のようにハローワークや求人サイトを見ていていつ見てもあるのは同じ名前の会社ばかりだ。
果してそういう会社が「業績を上げ社会に貢献できているか?」
と問われるとこれも疑問がよぎる。
本当に良い会社というのは「社員を大事にし、社員に愛され地域、ましてや世界に愛される会社」ではないのだろうか?
前に自分のブログにも書いたが利益追求しかしていない会社は顧客のことすらも考えないし本当に良い会社とは言えない。
結局探してもこういう会社しかないってことは即ち今の世の中は何も資格や経験、地位が無いと就職ができない世の中ってことになるんですよね。
③景気の悪さを一番に実感していないのは企業である
企業に履歴書や職務経歴書を提出していざ面接に来てくれと行くと大抵はその面接官と世間話になる。
だが呆れたことに今までに行った会社のほとんどの人事担当者はまったく世間が見えていなかった。
「実際景気が悪いって新聞とかテレビで言ってますけどどのくらいなんすかぁ~?、厳しいっすか~?」
何の苦労も無く会社に入ってしまえばあとは万年その生活の繰り返し
会社に入り浸り世間が全く見えていないとこういうことになる。
失業者になったことの無い奴に失業者の気持ちがわかるはずはない。
業績が伸びてる会社ほど世間が見えていないとでも言うか。
以上が自分が思ったことだ。
思えば自分が大学を出てからというものの就職と女性にはまったく縁が無かった。
ついていないといえばついていない。
新卒で入った会社は朝から晩まで投資用マンションの電話営業
次に入った会社はノルマノルマノルマでそれ以外何も無い
次に入った会社はワンマン経営の奴隷会社
会社都合でクビに。
会社に翻弄され結局また失業者になってしまった。
とりあえずといってはなんだが一刻も早い雇用情勢回復を望みたいところだが現実はそうはいかないようだ。
いよいよ自分も派遣村だ。