私たちのような外国からの貧しい参加者は、いつもならレストランに招いたりシャトーを借りて客をもてなすしかないが、今年のカリフォルニア・チームはレストランを持ち込んでみんなをあっと言わせた。
私たちは人脈を最大限に活用し、故国から数千マイル離れたところに本格的なレストランを開店させた。
厨房もなく水道すらないテントの下で一日240人分のランチを５日にわたって出したのだ。
カリフォルニアからスタッフを呼び、カリフォルニアチーズはむろん鍋やフライパンまで持ち込んだ。
すべての料理は数マイル離れたホテルの厨房で用意され、テントの外のグリルで仕上げられた。
カリフォルニア・グリルと名づけられたこのレストランは人気を呼び、エキスポ会場でもっとも予約が取りにくいレストランとなった。