二月花形歌舞伎 昼の部
双蝶々曲輪日記(引窓)

あらすじ

濡髪(中村獅童)の実母、お幸は義理の息子、南与兵衛(市川染五郎)と女房お早とともに幸せにくらしている。

そこへ濡髪(中村獅童)が母にひそかに別れを告げにやってくる。そうとは知らず再会を喜んでご飯を作ってやろうとするお幸。

そこへ濡髪を捕える役目を仰せつかったと与兵衛(市川染五郎)が意気込んで帰ってくる。
それを聞いたお幸とお早は仰天する。

濡髪は訳あって侍を殺してしまい、追われる身となっていたのだ。

濡髪はしばらく奥の間に隠れ、事の成り行きに耳を傾けていた。

家来達が帰った後、奥の間に潜んでいた濡髪の姿が手水鉢の水面に映る。
ハッとする与兵衛。

濡髪を捕らえようとはやる与兵衛に、お幸は自分の死後の供養の為にととコツコツとためたお金を差し出し、その人相書きを売ってくれと頼む。

不審に思った与兵衛は、濡髪が義母が昔別れた子供であることに思い至る。そして義母の気持ちを思って濡髪を捕らえるのをやめ、逃げ道をおしえてやり、出かけて行く。

そうした与兵衛の気持ちに感じ入った濡髪は自首しようとするが、お幸が止めて、前髪を剃り、人相を変えようとする。

が、頬のほくろまでは取り去ることはできない。

困っていると、与兵衛が投げた金包みが頬にあたり、傷でほくろが目立たなくなった。

義理とはいえ兄の情に心うたれた濡髪は、自首をすると母親を説得。お幸も聞き入れ、涙ながらに濡髪を引窓の縄で縛ると、与兵衛に引き渡した。

しかし、与兵衛は濡髪の縄を切る。すると引窓が開いて月の光が差し込んだ。

「夜が明けた。
みどもの役目は夜ばかり」と濡髪を逃がしてやるのだった。

というお話。

母であるお幸が、義理の子と本当の子との間で、義理と人情との間で、心が引き裂かれる思いをよく演じていて、ウルウルしました。

濡髪の中村獅童!!獅童がこんなに格好いいとは!!染五郎と獅童の互いを思いやる場面がでウルウルでした。

そして、ナレーターのおくけん!
このナレーションがあったからこそ泣けた感じがいたします~。

感想が、というか、あらすじ長すぎてごめんなさい。