苦くて 甘い
恋は、いつだって
そう
恋の始まりは
いつだって とろけそうに甘く
ずっと この甘さが続くかのように
錯覚してしまう
恋の終わりは いつだって苦くて
コーヒーカップの底に残るビターシュガーが
あたしの恋の顛末語ってるみたい
でも、そんなビターシュガーを味わうたびに
キレイなあたしになるんだ
雨降る中
トレンチコートをはおって
愛猫を探すの
ティファニーのオードリーみたく
そうしたら、
わたしも、真実の相手見つけられるかな
たくさん ビターな恋をしてきたけど
たまには 甘い夢が見たい
脆く溶けゆく
シュガーでもいいの
あなたの瞼が閉じるたびに
カメラのシャッター押されてるみたい
あなたの被写体になって
身体の芯がふるえてる
今、この瞬間が
わたしの全て
ビターシュガーの夢に酔いしれる…