何故かアシュリーの事が思い出された。

アシュリー・ヘギ

日本でもフジテレビがドキュメンタリーを製作し反響が大きかったのでご存じの方も多いだろう。

プロジェリア症候群で最高齢17歳で天国に召された彼女。

プロジェリアは早老症とも言われ通常の10倍のスピードで年を取る疾患だ。遺伝子の突然変異で発症する難病といわれ、平均寿命が約13歳。

だから、アシュリーはプロジェリア患者で最高齢で亡くなったと言われる。

そのアシュリーと私の唯一の共通点はクリスチャンであること。

私と違って彼女は敬虔なクリスチャンだった。

彼女はとても聡明で明るく、強くて、思いやり深く優しい人間だった。彼女の著書、そして彼女の母親ロリーの著書を読むとアシュリーはこの世に舞い降りた天使だったように思える。

キリスト教では輪廻転生の概念がない。死んだら天国か地獄に行く。生まれ変わりの思想がないので私自身生まれ変わりは信じていない。

そんなアシュリーにキリスト教の概念を知らないフジテレビのスタッフが彼女に生まれ変わったら何になりたい?と質問した。

彼女は、一瞬戸惑いながらも「プロジェリアである自分に生まれ変わりたい。」と答えた。

私も彼女と同意見なのだ。生まれ変わりは信じていないが同じ質問をされたら「私は私になりたい」と答えるだろうと思う。


どんなにしんどい人生でも私は与えられた私の人生を受け入れている。

だから、私は私のままでいいのだ。

アシュリーが辛い時勇気づけてくれた。洗礼を受ける事に思い悩んだ時もアシュリーが背中を押してくれた。

彼女は私にとって特別な存在だ。


今頃、彼女はイエス様の側でにこやかに微笑んでいる姿が目に浮かぶ。


アシュリーありがとう。あなたは最高にHAPPYな存在だったよ。