毎月1回、とある持病の治療で内科の診療所に通っています。
こちらの先生には、よろず健康相談というのか、トータルで面倒を見てもらっています。
もちろん私が勝手に相談しているのですが、相談内容も広範に渡り、時には専門外のことや病気以外のことさえあるのですが、それでも私の話を良く聞いてくれて、いろんなアドバイスをいただいています(^^)
聴神経腫瘍が判明した時も、この先生にアレコレ相談しました。
持病の薬を入院用に大量に処方してもらったり、精神的にやられた時は心療内科の先生を紹介してもらったりもしています。
何年も前のことですが、ふとしたことで先生が私と同じ大学の医学部出身だということがわかり、大学時代のキャンパスの話や大学がある町の話など共通の話題で盛り上がりました(笑)
こんなことがあって、ますます身近な存在となったわけです。
本当の意味での私の「かかりつけ医」です。
さて、前置きが長くなりました。
頭が痛い、熱がある、咳が出る、喉が痛いなどの症状が有るときは、ピンポイントで薬を処方してもらうのが普通です。しかし、何となくだるい、お腹の調子が悪いなど、あいまいな症状の時もあります。
こうした私のあいまいな症状に対する”わがままな”リクエストに対しては、だいたい「漢方薬」を処方してくれます。
これまでも症状に合わせて様々な漢方薬を処方してもらっていましたが、今回処方されたのは「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」という薬です。
薬と一緒に渡された説明書きを読んでも良く分からなかったので、ネットで調べてみました。
すると、この「当帰芍薬散」という薬にはいろいろと面白い解説があることがわかりました。
中でも「美人を見たら当帰芍薬散を処方しなさい」というのが秀逸でした(笑)
「当芍美人」という言葉があるそうですが、この薬は色白で華奢な美人に合っている漢方薬ということらしいのです。
少々クラッシックな解釈だと思いますが、「美人」というのは「身体の線が細く華奢」、「色白」、「肌がしっとり」という要素があるので、これを逆に病的な要素で言うと「胃弱」、「血行不良」、「むくみ」があるということらしいです。
つまり、「美人」は病的だと言っているのです(^^;
この薬の成分は名前にある当帰(トウキ)と芍薬(シャクヤク)の他に、センキュウ、ブクリョウ、ソウジュツ、タクシャという4種類を加えた、全部で6種類の生薬からできています。
漢方では「気」・「血」・「水」のバランスが病気を引き起こすという風に考えられているそうですが、この「当帰芍薬散」はこのうち、「血」の不足を補って「水」の過剰を改善する効能があります。
体内の血が足りないために調子を悪くしたり、過剰な水分でめまいや頭痛などの症状が現れたりするということなのです。
「当帰芍薬散」は婦人科系の症状に処方されることが多い薬なのだそうですが、前述の『「血」の不足を補って「水」の過剰を改善する効能』は当然男性にも効果があります。
この薬が私の曖昧で我儘な症状に効いてくれると良いのですが...。
「立てば芍薬(しゃくやく) 座れば牡丹(ぼたん) 歩く姿は百合(ゆり)の花」という言葉がありますよね。
美人を花で形容した言葉です。
私も知っていましたが、芍薬の花って、さてどんな花なんだろうと、こちらも改めて調べてみました(^^)
芍薬の花。確かに綺麗ですね。
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