片耳難聴動画(片耳日記) | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
試しにgoogleで、「片耳日記」と検索してみてください(^^)

「片耳」の不便さを、今までこのブログでも地味に訴えてきた私ですが、

周囲にちゃんと伝わっているかというと、アヤシイところがあります。

 

両耳が聞こえない(まったく聞こえない)のではなく、「片耳」だけが聞こえないのは、どうやら一般の人には良く理解できないものらしいということが、この6年余りの日常の中でハッキリしてきました。

 

「片耳」だけが聞こえないというのは、逆に言えばもう一方の「片耳」は聞こえているということなので、

「それで何が不便なの?」

というのがおそらくは本音というか、一般の人にとっては正直な認識なのだろうと思います。

 

私も何度も上手く伝えようと頑張って(?)来ましたが、その場では理解してもらえたとしても、すぐに忘れられてしまうのです。「まったく聞こえない」状態ならインパクトが強いのでしょうが、”一応、聞こえている”というところがどうやら弱いのです。

 

「音が聞こえてくる方向がわからない」とか「騒がしい場所では会話が聞き取りにくい」というのは、一般の人には「大したことがない事象」という風に思われてしまうんですよね。残念なことです(^^;

 

一時のことではなく、ずっとこれから何十年も先まで、「片耳しか聞こえない」という状況がずっと続くのを理解してもらえないのは、なんともやりきれない気持ちです。

 

「片耳であること」のカナシミは、

"ステレオで音楽が聴けない"、”イヤホンの片方が無駄になる”というだけではないのになぁ(^^;

 

都合の悪いことは「聞こえないふりをしている」って人に思われるのってどうですか?

人里離れた山奥で1人で暮らしていくというなら話は別ですが、社会生活の中で人とのコミュニケーションがうまくいかない状況を抱えて生きていくことは、一般の健聴者の方が想像する以上に辛いことなのです。

 

以前に何度かご紹介していると思いますが、

「きこいろ」さんというコミュニティがあります。

 

日本で初めて結成された「片耳難聴を持つ人」の当事者組織です。

片耳が聞こえない・聞こえにくい人たちのためのコミュニティやプロジェクト運営をされています。

私が片耳なった翌年の2019年1月より活動を始め、この年の夏には当事者コミュニティとして任意団体化されました。

「聞こえの多様性に優しく、人の多様性に寛容な社会である」ことを願って活動されていること、「片耳の辛さ」を抱えているが自分だけではないことを知って、とても心強く思っています。

 

さて、「きこいろ」さんが制作された「片耳難聴動画」がいくつか配信されています。

「片耳難聴」のことを一般の人に理解してもらうのに良い動画だと思います。

 

なぜ耳は2つあるのか?

片耳難聴の不便さをシンプルにやさしく説明している動画です。

 

 

こちらは少し長めですが、片耳難聴の女性の職場での動画。

上司や同僚とのコミュニケーションの中でどのように感じているか。

周りの人の理解や配慮でいかに生きやすくなるかということが良くわかる動画です。

 

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