今回は、
この前に 引き続き
もう一つの今年の抱負
「ピアノの練習に励む」です。
今回も、
自分に言い聞かせ
決意するためのブログに
なってしまうと思います。
そして、多分、
長くなりそうです…
いや、
前回より長いです!!
もう、本当にお暇な時に!
よろしくお願いします。
以前も書いたと思いますが
今、私は
これまでの人生の中で
一番自由な時間があり、
今後、いつまで
この時期が続くか
わからないので、
このチャンス!今のうち!
やりたいことをしておこうと
思っています。
その一つがピアノです。
子供の頃、私は、
「おもちゃのピアノ」が
大好きでした。
近所に住む
お友達の家に遊びに行くと
「本物のピアノ」を
優しいお友達は貸してくれて
その家の おばあちゃまが…
(ウチと違って、品のある家柄で
おばあちゃまと呼んでました)
優しくピアノを
教えてくださいました。
そのうち、小さい私は、
お友達の通う
ピアノの先生の所に
付き添って
遊びにいく事が多くなり
それまで以上に、
ピアノに
憧れを抱くようになりました。
そして、いつしか
家にピアノが無いまま、
時々、お友達にお借りして
練習させてもらいながら
レッスンに通う事になりました。
バイエルの赤い本が
終わる頃だったでしょうか、
いつもは何でも
「我慢しなさい!」と
特別な日以外は
欲しい物を買ってくれない
厳しい両親が、無理をして…
ピアノを買ってくれて、
毎日、楽しく練習しました。
ピアノの先生の
レッスンは厳しくて
背中に
竹のモノサシを突っ込まれ
手には、鉛筆を指の間に…
指の間が狭くなると
鉛筆の尖った芯で
手の甲を刺されるという
こわいこわい先生でした。
バイエルの青い本
ツェルニーなど…練習曲
大好きな
ブルグミューラーという楽譜
時々、
お友達のおばあちゃまは
聴いてくださって、
優しい拍手を
してくださいました。
また、レッスンの中には
ソルフェージュというのが
ありました。
ピアノではなく
手拍子をしながら歌う
ソルフェージュ、
これは、とっても苦手!
「リズム感が悪い私」には
とても苦痛な時間でした。
そして
月日が経ち…
小学校も、
もうすぐ卒業のある日、
先生に
数ヵ月後の発表会の曲の
楽譜を買うように言われ、
指定されて
購入した楽譜は、
ドビュッシー
「アラベスク第1番」
パッと見た感じは
時間もあるし、頑張れば
なんとか弾けそうでした。
しかし…
リズム感の悪い私
すぐに行き詰まりました。
そこには
「ポリリズム」という
右手は3連符
左手で8分音符
なんじゃこりゃ?
ど…どうすれば良いの??
何度やっても出来ない。
先生に
「そう!それで良いのよ♪」
出来たじゃない!!
と、言われても
納得してない…
当時、子供の私は、
納得しないと
前に進めない性格。
何か、
おかしくないですか?
ちゃんと出来てない。
しっくりこない。
えっと1つの枠の中に
均等に
右手で3つ
左手で2つ…もう頭が混乱
はぁ~…
時間ばかり過ぎて、
もう、発表会まで数週間。
間に合わない!!
先生は、
♯も♭も付いていない
簡単に弾ける曲を用意して
「同時進行で、これも!」
「これなら弾けるでしょ」と…
結局、発表会では、この、
簡単な方の曲を弾きました。
初めて、
前に進めず、挫折…
落ち込みました。
また、その時期、
色んな事情で
家が、経済的に苦しくなり、
ピアノを
やめることになりました。
私自身、落ち込みが激しく
「これ以上、上達しない」と
決めつけてしまっていたので、
「泣く泣くやめる」訳では
ありませんでした。
それでも、
音楽に触れていたくて
中学で吹奏楽部に入り
楽しい部活!
でも、
また家の事情で
忙しくなってしまい
やめる事に…
(これは残念な気持ちでした)
聴くことならできる!
よくFMのラジオの
番組を録音して聴いていました。
夕方の「音楽の森」という
番組のテーマ曲が、
挫折した
「アラベスク第1番」
テーマ曲が流れるたびに
あのときの気持ちを
思い出しました。
そして年頃になり、
思わぬところで
あの「ポリリズム」を
克服する時が訪れます。
お付き合いした彼が、
学校のサークルの
コピーバンドで
ドラムをたたいていて、
よく、膝をたたき、
リズムを取って
首をかしげたり
ニコニコしたり…
ある日、その彼が
「ねえ、これできる?」
右手で3つ左手で2つ
やってみると、出来ない…
「ケッ…( ̄▽ ̄)=3 ヘヘ~ン」
「できねぇでやんのぉ~」
ムッかぁ~!できるよ!!
そこから数分間練習…
やっぱ出来ない!
「お…教えて下さいっ」
タンタタタン タンタタタン
「言ってみ?」
「そうそう!
それを手でたたくだけ!」
両手、右手、左手、右手
タン、タ、タ、タン、
右で3連符を感じて
左は2拍ね!
ほら!
出来た(*^o^)/\(^-^*)
じゃ、逆もやってみよう!
ええっ?!
ほのぼのしたデートです。
ん?ちょっと待て…
これって
あの挫折した曲!
アラベスクと同じだ!
そっかぁ…
こうだったのか
元カレのおかげで
スッキリしました。
またまた、月日が経ち
「のだめカンタービレ」
ドラマをみて、漫画を読み
ピアノをやりたくなりました。
もう、全く!!
弾けなくなっていましたし、
実家のピアノは
とっくにありません。
大きな音も出せないので
やりくりして
電子ピアノを何とか買って
まだまだ、生活が
忙しかったので、
本当に、のんびりと
習い始めました。
楽譜を読むのも大変!
もう、和音なんか
みたらし団子にしか見えない。
五線譜から飛び出した音符は
指で一個づつ数えないと
わからない状態…
指も動かないし…開かないし、
滑ったり転んだり
タッチも全然ダメ
大人になると成長も遅いです。
それでも、今の
気長に熱心に教えてくださる、
ピアノの先生の おかげ様で
少しずつ、少しずつ
登ってきています。
ビートルズやディズニー
大好きな70~80年代の洋楽を
やさしくアレンジした曲や
バッハの
アンナ・マグダレーナのための
クラヴィーア小曲集など他
(これは、今も進行中で、
右手と左手、それぞれの
単音の連鎖が重なった時に、
なんて!素敵になるのだろう!
と、感動する楽譜です。)
そんな ある日の事、
今の優しい先生が
「この曲やってみません?」
うわっ!
こ…これは!
「アラベスク第1番」
この曲で挫折した事を話すと、
先生は、
それなら!是非やりましょう!
例のポリリズムの箇所は、
リズムを教えてくれた
元カレのおかげと
自分の性格の
「とりあえず!」と
思えるようになった変化から
クリア~!!
しかし!次!次も!!
難しいじゃないかぁ~!
私には、難しい曲!
音の移り変わりが複雑!
ひゃ~!
ダメダメ挫折するな!
ずっとわだかまりのあった
分厚い壁を乗り越えなきゃ!
1年がかりで、やっと最後まで
たどりつきました。
でも、必死なんです。
全然弾けていない!
自分なりに
楽譜から勝手に感じ取った
浮かんでくるヴィジュアルを
思い浮かべながら弾けない。
楽譜は
暗号でありメッセージだと
勝手に思っているのですが、
人それぞれの感じ方で
違っていて、
私は、「アラベスク」
唐草模様という曲から
生命力を感じます。
永遠に続く生命力。
たとえば、
幼虫がサナギになり
蝶になり羽ばたき
一生を終えて、
また一つの細胞になり
新たな命が生まれるという
そんな感じの生命の神秘。
今年は、
これをイメージしながら
弾けるようになりたいです!
ただ
これは、自己満足な事で、
もし、ドビュッシーさんが
これを読んでいらっしゃったら
「全然!違うから!」と
言われてしまうかもしれません
あと!今教わっている
同じ作曲家
ドビュッシーの「月の光」も
最後まで
たどり着けるように!
それから!
この前のニコ生で
樽美酒研二さんが、ご自宅で
アコギで弾き語りをしてると
おっしゃっていた
尾崎豊さんの「Ilove you」と
一青窈さんの「ハナミズキ」
楽譜もちょうど持っていたので
練習したいと思います♪
それでは!
これにて、
今年の抱負の記事を
終わらせていただきます!

長いよ~


最後まで
読んでくださった方…
もしも、
いらっしゃいましたら…
本当に
有り難うございました!!
それでは~(*^ー^)ノ
