超ビスポーク人の地球到達まで
あと00:30…。
し「けんさま。どうする…。」
艦「悔しいが、貴様のアルカディアの方が、この船より速かろう。」
艦「それにあたあは、さっきのワープでもうボロボロだ…。
今から全員そちらに移動する。
悪いが面倒みては貰えんか。」
し「わかった。友よ…。」
艦「総員!退艦する!」
ま「艦長…。」
艦「地球を守る為だ。仕方なかろう。
まーさん。全員をアルカディア号に移動させるんだ!」
ま「総員、直ちに退艦!
みんな、アルカディア号に行くぞ!!!」
あたあの乗組員達は、救援ポッドに乗り戦艦アルカディア号に移動した。
艦「ありがとう。友よ…。」
N「おかえり。けんさま。」
ま「おかえり?」
N「あら?知らないの!?
この人、昔は私達と同じ海賊だったのよ。カッコ笑い。」
し「それも相当の悪だ。」
ま「え!?本当ですか!艦長!」
艦「昔話はもういい。しゅうロック。」
し「諸君。アルカディア号は速い。
必ず奴に追いつく。」
N「腹が減っては戦は出来ないよ! さぁ、ぷっちー。食事の用意を!!」
ぷ「かしこかしこまりました、かしこー。Nラルダス様。」
パンッ!パンッ!
ぷっちーが手を叩くと、豪華な料理が次々と運ばれてきた。
『ひゃっほー!』
『いただきま~す!!』
疲れ切っていた乗組員達も、目の前の豪勢な料理には飛びつくように食らいついた。
その頃…。
艦尾格納庫では…。
し「行くのか…。友よ。」
艦「…あぁ。貴様ならわかるだろ。」
し「フッ…。それもそうだ。」
し「ナギー。発進準備だ。」
ナ「…どうか、ご無事で。」
艦「ありがとう。ナギーさん。」
ナ「キャプテン、発進準備完了しました。」
艦「しゅうロック!」
艦「みなを頼む。友よ…。」
背を向け歩き出す、けんさま…。
けんさまは振り向くことなく、右手を軽く振ったあと、戦闘機に乗り込んだ。
し「さらばだ。友よ…。」
しゅうロックは踵を返すと、ナギーに告げた。
し「この事は、誰にも言うな。」
ナ「キャプテン…。」
し「さぁ、奴を叩くとするか。」
漆黒の宇宙に、一機の戦闘機が飛び立っていった。
超ビスポーク人の地球到達まで
あと、00:10
…To be continue
次回、最終回
『あれ!?どこやったかな!?』
お楽しみに!!