サッカーはなんちゃってファン。
マニアでも詳しくもないけれど、現代企画室のこの本は面白いです。
目からうろこのサッカー本。
いままで、なんとなく他のスポーツの選手より
サッカー選手に感じていたシンパシーの理由が
この本の中にありました。
- アナキストサッカーマニュアル: スタジアムに歓声を、革命にサッカーを/ガブリエル クーン

- ¥2,310
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私が感動したあるページ、全部書き写したいくらい素晴らしいインテルナツィオナーレ・ミラノがメキシコのサバティスタ民族解放軍のマルコス副司令官の試合申し
込みを承諾した時のマルコスの書簡。
交流試合を実現するに当たり、マルコスが考えた企画の数々にワクワクする気持ちが伝わってきます。
マルコス副司令官がインテルナツィオーレ・ミラノの会長モラッティにあてた手紙より。
「また女性を物のように扱うスタジアムの出し物やコマーシャルと私たちの違いを示すた
めに、EZNL(サバティスタ民族解放軍)からメキシコの同性愛者コミュニティ、特にトランベスサイトとトランスセクシャルたちに依頼し、メキシコでのゲームの合間には彼らに先住民の旋回舞踊を演じてもらい、お偉方に楽しんでいただくのもよいでしょう。これによってテレビの検閲を誘うと同時に、極右を憤慨させ、インテルの選手たちを動揺させることが出来れば、我がチームの士気は上がることでしょう。性別はふたつに限りませんし、世界もひとつだけではありません。違いがある為に迫害されている者たちが、その違いを放棄することなく幸福と支援を分かち合うことは常に奨励されるべきことです」
「さらにサバティスタ『ドリームチーム』はムミア・アブ・ジャマールとレオナルド・ペルティエに自由を!」と書いた横断幕を持って入場する
ことを考えています」
「ただし我々には少なくとも一日のオフが必要です。ジェノバに行き、コロンブスの像にカラコリートス(サバティスタ民族解放軍のトレードマークのかたつむり)を描いてこなければなりません。(*恐らく科されるだろう罰金についてはインテルもちとします)そして・・・」(現代企画室・ガブリエル・クーン著・アナキストサッカーマニュアルより)
ムミアの死刑執行停止を求める市民の会→http://www.jca.apc.org/mumia/
レオナルド・ペルティエに自由を!→http://walkinbeauty.net/peltier.html













