どうも皆さん、おはこんばんにちは。
怪談師・サイボーグです。


どうも皆さん、おはこ…って


え?





ちょ、え?なに?
こんな時期に怖い話?

ふ、怖い話に時期も何もないぜ?

肝が冷えて更に寒くなるじゃない…。
しかもなんか写真も怖い感じにしてるし…。

まぁお前怖い話苦手だからなw

う、うん…。

怖かったら抱きついていいからw

そ、そうするわ…。
っていうか、もうちょっと
こっちに寄って話して?



(*´Д`)





さてさて、本題に入るか。
これは俺が友人の家で体験した話だ。

うん。

と、その前に


仮にお前が幽霊を見たとして
その時お前はどういった対処をする?

ん~…速攻でお祓いにいくわね。

他には?

…他に?
ん~…そうね…盛り塩をするかな?

なるほどなw

それがどうしたの?

まぁそれはこれから話すわw
んじゃいくぜ?w




これは俺が東京の友人の家に
泊まりに行ったときの話だ。

その友人は高校を卒業してから
東京にある大学に通うことになってな。

昔から東京に住みたかったってのもあって
親に頼んで東京に住み始めたわけだ。

もちろん仕送りしてもらうのとは別に
アルバイトもやっててな。

で、そこのアルバイトの女の子と
付き合い始めたらしいんだが
ちょっとした小競合いがあって
別れはしないにしろ
喧嘩になっちまったんだ。

で、俺に色々相談を持ちかけてきてな。

俺もアルバイトはしてたし
夏休み中だったからさ。
アルバイト先の店長に話して
シフト調整してもらって
その友人のとこに泊まりに行ったんだ。

久しぶりに会いたかったっつうのもあるし
その手の相談は得意だし
なにより解決してやりたかったからな。
タイミングはよかったわけだ。

で、いざそいつの家に行ったんだが
そいつな、玄関の入り口に
小皿に山盛りの塩を置いてたんだよ。




俺はもちろん聞いたわ。



「おい、お前なんでこんなとこに
盛り塩してんだよ?幽霊でも出んのかここ?」

「ん?あぁ、それな…いや、なんかさ
彼女と揉め始めたくらいから
なんか変なんだよ」

「変ってなにがだよ?」

「いや、俺もその手の話は
あんまり信じないんだけどさ
なんか夜中になると部屋の雰囲気が
おかしくなるんだわ

「マジで?ここ事故物件とかじゃ…」

「あ~、ないない、築浅だし
不動産屋にも聞いたけど
そういうのはない部屋だってさ」



そんなん聞かされたら
なんか怖いじゃんよ?

まぁだけど幽霊が出たとかいう
話じゃないっぽいから
とりあえずは「へ~」くらいで
聞いておいたんだ。

後はもう相談に乗りながら
男同士で下世話な話ししたり
ゲームしたり
出掛けて飯食ったり
普通に過ごしたわ。

で、その日の夜だわ。

初日からブッ飛ばして遊んだもんだから
さすがに疲れててな。
帰宅したのはもう23時頃だったな。

とりあえずお互いシャワーだけ浴びて
速攻寝たんだ。

で、夜中にふと目が覚めた。



理由は簡単。



隣で寝てる友人がうなされてたんだ。





「…おい、大丈…」

そう声をかけようとしたんだがな
声が出ないんだわ。

「…?」

だけど体は動く。

金縛りじゃない。

だけど声は出ない。

で、不思議な事にな?

体は動く。

動くんだわ。

感覚的に動くってわかるんだ。



だけどな



動かそうと頭では思ってるんだが
それが体に伝わらないっつうのかな…。

なんとも不思議な感覚だったよ。

まるで自分の体じゃないみたいな。



そんな状態にオロオロしてたらさ



俺の友人の部屋は2LDK。

俺達が寝てる部屋を挟んで
隣に続く狭い廊下。
その廊下の真ん中に玄関。
その廊下の先にリビングがあるんだが
暑いからってドアは全部開けてたのよ。

で、俺達が寝てる部屋から
リビングが見えるわけだ。



そのリビングから



ものすっごい大きな音が
聞こえるんだわ。



ドンッ!ドンッ!



って感じの音な。

で、その音っつうのがな
なんとなくだが
足音だってわかるのよ。

まるでわざと足音を
大きく出しながら歩いてる
みたい感じだな。

ぞわっとするわなそんなの。

意味わからないわけだ。



こんな夜中に



しかも俺達二人しかいない部屋で



そんな音がリビングから鳴るのが
そもそもありえない。



つうかなんでこいつ
さっきまでうなされてたのに
爆睡してんの?!ヽ(#゚Д゚)ノ



なんて考えてたらさ



急にだよ。






その足音が俺達が寝てる部屋に
向かってきたんだわ。


もうな


Σ(゚д゚lll)


こんな顔してたわ多分。




姿は見えなかった。


だけど明らかに俺達の隣まで
来てるのがわかった。


その瞬間。


ザッ!!


って音と共に
俺の顔になんか飛んできたんだわ。


んでそのまま意識を
失ったっぽい。


ぽい、っつうのは起きたのが
隣の友人に起こされたからだった。


「おい!サイボーグ!見ろよこれ!」


「は?え、なんだよ朝からぎゃあぎゃ…」


絶句したわ。



俺達塩まみれだったんだよ。





つまり


昨日の夜中に俺の顔に
ぶちまけられたのは
だったわけよ。


で、慌てて玄関に行くわな。


そしたら案の定
小皿に山盛りの塩がなくなってたわ。


そこには小皿しかなかった。


っつう話だ。





え?終わり?

終わりだw

ちょ、落ちは?

ないw

え~…。

落ちはない、ないがな
面白いんだよこの話w

なにが?落ちもないのに…。

なんでこんなことが起こったか
っつうことだな。


人っつうのはな
気分に浮き沈みがある生き物なんだよ。
楽しくないことでも気分が良ければ楽しいし
楽しいことでも気分が悪いと楽しくない。
しかもそれは他人に伝染する。
知らずのうちにそういうオーラを
出してしまってるわけだ。

そうね?

友人は彼女と喧嘩をしたことで
気分が沈んで負のオーラを出してた。
これっつうのは何も人にだけ
伝染するもんじゃない。
悪いもんも引き寄せちまう状態なわけよ。

うん。

お前、盛り塩の本当の意味知ってるか?

え?

検索してみなw





盛り塩とは本来
人を寄せるためや
客引きのために用いられる
まじないのようなものである…。


な?w
つまり友人は
悪いものを引き寄せる状態で
盛り塩をしたせいで
「霊的な者」まで引き寄せてしまった
っつうわけだなw

じゃあ、その音を出してたものの正体は?

まぁ人間じゃあないだろうなw
俺にはわからんw
塩をかけられた理由もなw
だが後日、俺が仲に入って
彼女と和解してからは
そんなもんは起こらなかったがなw

不思議な体験ね…。
あぁやだ…。

つうわけだ。
ま、とにかく



幽霊が出たら盛り塩



っつうのは間違った風習だな。


徐霊の力がこもった塩なら
効果はあるかもしれないが
素人がやったところで
なんの効果もない。
むしろ逆に引き寄せてしまう
可能性がある。
読者のみんなも気を付けてなw


怖いからもう寝る…。


そうだなw
ほんじゃあ今日はこの辺でw
またな!


またね~。