昨日の朝は冷え込んで、

日中の暖かいのは助かるけれど、

いよいよ冬って感じの一日だった。

『東京原発』、買っておいたもので、

スカパーは別の作品の録画中だったから、

ちょっと観てみようと思った。

2002年製作で、公開は2004年だとか。

しかも、都内では2館ぐらいしか上映しなくて、

ほとんど観られなかったというが、

なるほど、観ると理由が分からなくもない。







都知事が臨時の会議を招集。

「東京に原子力発電所を誘致する」というもので、

会議のメンバーは大混乱に陥ってしまう。

莫大な補助金が国から交付されたり、

多額の固定資産税もあるから、

赤字財政が一気に解消できる。

しかも、3割しか発電に使われず、

7割の無駄な熱は海に排熱するのを、

都内で給湯や冷暖房に使おうというもの。

そんな会議の中、MOX(モックス)燃料が、

反対派がいる福井ではなくお台場に到着。

極秘裏に輸送する際、乗っ取られてしまうが...

原子力の危険性について、多く語られていて、

実のところ、誘致でなく国民に判断させる、

まぁ、この辺は観ないと...

ひとつだけ、火力発電のデメリット、

二酸化炭素のことだけは触れていないが、

当時の温暖化対策が今と違うからか。

この映画、東日本大震災の前だから、

作ることができたのかも知れないが、

直前に、各地で公開されていたらなんて、

改めて考えるのには良かったのかも知れない。

MOX燃料だって、当初はイギリス海軍の護衛だったか、

その後、海上保安庁の大型巡視船が建造されたけど、

海外頼みでウランよりも高価だということ、

2002年当時では踏み込めなかったのだろう。

ドタバタ喜劇みたいなところが、

返って、問題の深刻さが浮き彫りになる、

意外と良かっただけに、知られないのが残念か。



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