先日のニュースで報じていたこと。

終末期の治療方法を選ぶ手順などを定めた、

ガイドラインの改定案をまとめて、

専門家会議に提示したという。


詳細については厚労省のサイト、

『終末期医療のあり方に関する懇談会』

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei.html?tid=127291

リンクは貼っていないけど掲載されている。


よく、最後は畳の上で死にたいと、

子供の頃に聞いたものだが、

現実は病院でないと最後は迎えられない。

まぁ、医師がいないと変死扱いになることもあるので、

ある意味、やむを得ないのかも知れないが。


それに、病気など抱えていて入院していると、

母のように、必然的に病院になってしまう。

もっとも、治すための治療ではなく、

緩和ケアという意味合いで入院していたから、

これは、在宅では非常に困難なことなんだろう。


今回のガイドラインでは、

意思疎通できるときに書き留めておくことや、

家族などと話し合っておくなどが示されている。


母の時は、余命宣告されてから、

「もしもノート」を利用することにした。

法的根拠は、まったくないけれど、

母と姉、それに私が一緒で、

色々と話し合いながら書き込んでいた。

もしもノート.jpg


だから、葬儀や永代供養墓に入ることなど、

母の希望を叶えることができた。

こういったことは、未だにタブー視されるが、

葬儀のパンフレットを見せながらという、

最期ぐらい、自分がどう送られるのか、

生前に決めておいた方がいいと、

今では良かったと、改めて感じている。


もちろん、永代供養墓に合祀するというのは、

最初は、もの凄く抵抗感があったが、

死んでからも迷惑を掛けたくない、

そんな気持ちが、今では理解できる。


それと、延命のための処置はしないこと。

気道切開すると会話ができなくなるし、

胃瘻までする必要も無いことなど、

それは、自分の弟や義弟、

私にとっては叔父にあたる人たちを、

見送ってきたから、そう思ったのかも知れないし、

膝の複雑骨折で2度にわたる手術をしたり、

乳がんで、全摘したから、

もう、これ以上メスを入れて欲しくない、

そんな気持ちがあったのかも知れない。


ただ、今回のガイドラインって、

そういった患者などの気持ちを酌んだものでなく、

受け入れるための病床が足りないからというもの。

在宅で治療を受けながら最期を迎える。

その点については、良いことなのかも知れないが、

多くの人が家族が介護できる状態とは限らない。


医療費削減、ストレートに言えばいいのに。


もちろん、私も「もしもノート」を持っているが、

まだ、何も書き込んではいない。



ズザナ・ルージイチコヴァで。


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