6号線開通により福島第一原発の至近まで寄れるようになった。
広瀬隆氏らの現地調査では福島第一原発至近箇所、
大熊町6号線脇地面測定で300μSv/h程度の線量だった。
地面直上でで300μの福一と比較して、車中で1260μのハンフォードである。
ハンフォード穀倉地帯は途方もない高濃度放射能汚染状況だという事が分かる。
鎌仲ひとみ監督映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』2003年では、
戦慄を覚えるようなシーンが登場する。
アメリカ最大の核施設であるプルトニウム製造工場があるハンフォードは、
原爆を製造したときから何十年もの間、放射性物質が環境にばらまかれ、
放射性ヨウ素131を、気象観測用の風船をつかってばらまく実験まで行われていた。
風下に広がる広大な農村地域の人々は被ばくした。
反対運動を続ける住民トム・ベイリーが、鎌仲監督を車に乗せ、
ハンフォードの“死の一マイル”と呼ばれる地域を案内するシーンでは、
一家全員がガン、奇形児を出産後に自殺、甲状腺機能障害……。
延々と続くトムの説明に鎌仲監督も絶句する。
一マイル四方に住む28家族ほとんどの家族の女性は甲状腺障害があり、
みなが流産を経験していた。