G8は、菅首相の晴れ舞台?大震災・原発事故を尻目に、生き活きと2020年を、2030年を語る。 | こころ、デトックス

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自傷癖国家日本。絶滅危惧種日本人。



「2020年代のできるだけ早い時期に再生可能エネルギーを発電の20%に高める」

 ・・・・菅首相のこの表明は、


鳩山前首相が国連で、
「2020年までに温室効果ガスの排出量を1990年比で25%削減する」
  と、述べた国際公約と図式が重なる。


菅首相は、原発事故について「自然エネルギーへの転換」を強調することでその批判をかわし、合わせて政権浮揚に繋がればとの期待(思惑)もあるのだろう。


そうでなくては、「針のむしろ」に引き据えられても文句の言えないG8首脳会議で、あれほどニコニコしていられる訳が無い。



まあ、菅首相にとってはどんな状況でも「総理の椅子」にいることが、最も大事で唯一の関心事だから、晴れ舞台に立った気分なんでしょうね?


え?東日本大震災や福島原発のこと・・・


ん~、菅首相の中では、菅首相のリーダーシップで福島原発も収束し、力強く復興した東北地方の輝かしい未来が見えているのでしょう?



日本国内では、エコロジーとか、節電とか言っておきさえすれば大抵共感を得られるような雰囲気が満ちている。


菅首相も、政府の福島原発事故の対応や電力行政の失敗を棚上げにしたまま、日本中が節電ブーム熱に浮かされているいることを良いことに、政治的に利用しようとの姿がちらつく...。


OECDの演説でも「足るを知る」という言葉を引いて、「適切な欲望の水準を知ることの大切さ」を強調していた。


しかし、「足るを知る」とは、菅首相のような権力者や豊かな人、強い立場の人への戒めであり、大震災の被災者や原発事故の被害者にとっては、足りない物ばかりで、老子のような高尚な気持ちにはなかなか為れません



菅首相は、太陽光発電のコストを「20年までに現在の3分の1、30年までには6分の1に引き下げることを目指す」と国際公約されました。


勿論、自然エネルギーに反対はしませんが、6分の1を実現しても現在の原発電力のコストよりも割高です。
  ・・(原発のコストについては色々異論もあるようですが、現在の太陽光発電コストは

       原発の10倍という現実を基にした場合)・・


「設置可能な1000万戸の屋根全てに太陽光パネルの設置」との宣言も、非常にハードルが高い。 

1000万戸というのは構造上設置できないものを除いた戸建の全戸数に設置するのに等しい数であるらしい。


私のように足らざるものにとって、節電は節約のためであって、生き方を変えるなんて美しいものではない!

    ・・・とっくに、仕方なく節電してる!ぞ!


太陽光パネルの設置費用や再生エネルギーの買い取り分の負担、それに伴う電気料金の値上げ負担など、考えると、・・自然エネルギー万歳!・・の気持ちはあっても、「はいそうですか」とはいかないのだ。



菅首相のことだから?潤沢な補助金を国が面倒見ますなんておっしゃるんでしょうね。 

  ・・・・ それとも、ソフトバンクの孫社長にでもお願いされるんでしょうか?


ところで、首相や閣僚の皆さんは、国がとか、政府がとか簡単におっしゃいますが、それって、元をただせば国民の税金とかでは有りませんか?


東日本大震災の復興に20数兆円との試算もあり、その上、1000万戸のパネル費用も数兆円は必要でしょう? 


菅首相の気前良さを「増税」でとお考えなら、菅首相がでは無く国民の力(負担)で、、、、、ですよね。



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