「太郎 vs 一郎」、場外乱闘でねじれ国会に逆戻り。どっちもどっち?。 | こころ、デトックス

こころ、デトックス

自傷癖国家日本。絶滅危惧種日本人。

参院、再び主戦場
 小沢氏満足 与党煮え湯

 麻生太郎首相(自民党総裁)と民主党の小沢一郎代表の党首会談が物別れに終わったことを受け、ねじれ国会の最前線となる参院審議は18日、空転状態に陥った。それぞれが相手の「国会合意」破り、「国民との公約」破りを攻撃し合う混戦状態。臨時国会終盤戦の波乱はどこまで-。


 参院で少数の与党は、再び煮え湯を飲まされることとなった。


 この日は外交防衛委員会で、インド洋での給油活動継続のための新テロ対策特別措置法(給油新法)改正案の採決、経済産業、国土交通の二委員会でも承認案件の採決が予定されていた。ほかも含めて予定されていた全六委員会の審議は完全にストップ。野党側とはすべて審議日程を合意済みだったため、与党の反発は収まらない。


 自民党の参院国対委員会は、各委員会の理事に対し、民主党に納得のいく説明を求めるよう指示したが、返ってきたのはいずれも「党の方針」との答え。


 鈴木政二参院国対委員長は記者会見で「党の方針、というたった一言で約束が破られるのなら、国会は暗黒の世界に入っていく」と民主党を強く批判した。


 与党にとっては、「ガソリン国会」と呼ばれたことし前半の通常国会で、民主党が三月までの事態収拾策について衆参両院議長のあっせんを受け入れながら、ほごにした記憶も新しい。このため自民、公明両党の参院国対委員長は十八日、江田五月参院議長を訪ね、与野党合意順守について民主党への働き掛けを求めた。しかし、江田議長は「承りました」と述べるのみ。与党側には無力感が漂った。 (清水俊介)


◆会期延長狙い通り


 「麻生首相は、しっかり経済対策をやるということで、選挙を先送りした。国民との公約は大変大事だ」


 民主党の小沢一郎代表は党役員会で、二次補正予算案提出を迫った党首会談の内容を説明。首相の姿勢を厳しく批判するなど約二十分間にわたり熱弁を振るった。出席した幹部によると「いつになくご機嫌だった」という。


 今のところ、国会攻防は小沢氏の狙い通りに。給油新法改正案採決を拒否したことで、政府・与党は、臨時国会の会期延長をせざるを得ない状況に追い込まれている。


 いったん合意した採決日程を覆したことへの批判もあるが、山岡賢次国対委員長は党代議士会で「国民の生活を守る方が重要だ。国民サイドに立った国会の進め方をしなければならない」と述べ、気勢を上げた。


 ただ、野党四党国対委員長会談では、社民、国民新両党が民主党の方針を基本的に了承したものの、共産党は反対。社民党内などにも「理屈が通らない」との声がある。


 また、民主党はこの日、衆院側では審議に応じ、衆参バラバラの対応になった。参院民主党側には「衆参両方で審議を止めるべきだ」(幹部)との不満もくすぶっている。このため小沢氏は、輿石東参院議員会長らを訪ね「苦労をかける」とねぎらうなど、沈静化に躍起だ。 (西川裕二)



決断力も指導力もないが「転がり込んだ総理の座」に居座りたい麻生総理と、自らの残り少ない政治生命を「総理での花道」で飾りたいと、盲進する権勢欲の塊小沢代表。

観客不在の権力闘争、どっちもどっち、どっちらけ。


日本の議院内閣制の要である衆院で圧倒的多数の与党総理総裁(党首)でありながら、混迷する政局の中でこそ発揮すべき決断力も、熱意も感じられない麻生総理には失望している。

衆院解散は現総理の専権事項である。 野党にびんたを張られて顔色伺い...... (:_;) シクシク....

「国民のため」に良いと思うなら信念を持って決断することがリーダーの務めであると思う。

失敗(当然成功するとの確信で実行すべきであるが)したら、(政権交代で)下野する覚悟があれば.............。


「生活が第一」の民主党小沢代表の頭の中は、「総理になりたい」で一杯である。 全ての思考は、総理大臣になるために、如何にして衆院解散に持ち込み、民主党(野党)が政権奪取できるかに集約されている。

文字通り「なりふりかまわぬ」狂進の様子である。

なんとなく、小沢代表個人の熱病が、民主党の党利と結び猛進しているようだ。 そして、マスコミも並走し、大衆も背中を押している。


世界恐慌の不安が世界中に広がり、今でもどこか遠くの国で餓死する人が大勢いたり、あちこちで戦争や、紛争で多くの命が失われている。   が.......................................、

国際貢献や、景気対策さえも政局にして、党利党略で国会を空転させても危機感がない。


つまり、自民だろうが民主だろうが、どっちでもそう困らない.........というのが、日本の有権者(すまん私もそうだ)。  最悪の国と自傷しながら、実は、のんき過ぎるのか、馬鹿なのか?ちっとも判らない。


もしかして、政治が最低?の敗戦島国ニッポンの平和?も繁栄?も、ず~っと続いた自民党政権のおかげ? 

皮肉だねえ。

党首会談「やぶの中」、小沢氏が「辞職」発言?

 民主党の小沢代表が17日の麻生首相との党首会談で、2008年度第2次補正予算案の取り扱いをめぐり、「議員を辞めてもいい」と発言したかどうかを巡り、与党と小沢氏の説明が食い違った。


 与党幹部によると、小沢氏は首相に「2次補正を今国会に提出してほしい。我が党は採決に協力する。この約束に違反すれば、議員辞職する」と明言したという。


 別の幹部は「小沢氏は『首をかける』と言い、首相は思わず『本当ですか』と問い直した」と語った。


 しかし、小沢氏は会談後の記者会見で「そんなこと言ってない」と真っ向から否定。真相は「やぶの中」となっている。


(2008年11月17日23時04分 読売新聞)

民主審議拒否、突然のトップダウン…現場は混乱


小沢1119
 民主党は18日、新テロ対策特別措置法改正案を審議している参院の外交防衛委員会など6委員会で審議を拒否し、対決路線の国会対応に転じた。麻生首相が衆院解散を来春以降に先送りする意向を示唆したことに、小沢代表が激しく反発したためだ。ただ、トップダウンによる突然の方針転換に対応できず、衆参で足並みの乱れが露呈するなど、党内は混乱した。


 ◆いつになく能弁、小沢代表◆


 「首相は経済対策が重要だと言っているが、衆院選を先送りしながら、(2008年度)第2次補正予算案を国会に出さないのは、国民との公約違反だ」


 小沢氏は18日午前の党役員会で、冒頭から約20分にわたり、首相への批判をまくし立てた。小沢氏の能弁に、出席者の一人は「いつになく高揚している」と感じたという。


 小沢氏が、2次補正が提出されない限り新テロ法と金融機能強化法の両改正案の採決に応じないとの方針転換に動いたのは、首相が金融サミットで訪れたワシントンで、衆院解散を先送りする意向を記者団に示唆したのを聞いてからだ。


 ◆首相に「あんた」連発◆


 17日の党首会談の出席者によると、会談で小沢氏は首相に向かって「あんた、10月30日に『2次補正を出す』と国民と約束したじゃないか」などと「あんた」を連発し、会談の最後には「じゃあ、そういうことでよろしく頼むよ」と告げたという。


 小沢氏の判断について、党内では「国民の関心が一番高いのは景気対策だ。なぜ補正予算を出さないのかという主張は支持を得られる」と評価する声がある。


 ただ、突然の方針転換は混乱を招いている。


 ◆衆参で対応ちぐはぐ◆


 18日午前の参院財政金融委員会の理事懇談会では、与党側が「衆院は審議しているのに、なぜ参院は出来ないのか」と詰め寄り、民主党の円より子理事が「えー、やっているんですか? 衆院もやらないように言っていたんですけど……」と戸惑う場面があった。


 民主党執行部は17日、衆参両院で審議拒否する方針をいったん固めたが、衆院側から異論が出て、同日夜の幹部協議で両改正案に限り採決に応じない方針にとどめるよう変更したことが、参院の各委員会理事に伝えられていなかったためだ。


 小沢氏は18日午後、国会内の参院民主党役員室に足を運び、輿石東参院議員会長らに「ご迷惑をおかけしました」と頭を下げた。しかし、参院議員には「参院だけ悪者にして、衆院はいい子ぶっている」との不満がくすぶっている。


(2008年11月19日02時44分 読売新聞)


バナー3 ←人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ ←にほんブログ村ランキングへ