浦河 酒仙 | 日本の酒場をゆく

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港町の老舗酒場で、酒と女将の人情に酔うew_icon_a401_20240530072502a3d.gif
JR日高本線の浦河駅跡から徒歩約15分、北海道道288号浦河港線沿いに居酒屋(酒仙)がある。
浦河の夜、名物女将がいると聞き暖簾をくぐった。
創業は昭和45年【1970】と、界隈の中ではかなりの老舗。
カウンターの中で忙しそうに立ち働く女将の気っ風のよさと、うまい肴を楽しもうとやって来る常連客が、開店早々に席を埋めていく。
メニューはなく、その日のおすすめを聞いて選ぶのが酒仙流。
今日は今朝日高沖で揚がったクロソイがあるというので、早速注文。
届いた刺身の盛り合わせはクロソイと真ツブ貝が登場した。
ここまで新鮮なクロソイは初めて。
クロソイとは思えないぐらい。
歯ごたえと喉ごしがまったく違う。
真ツブ貝は様似産。
様似が誇る真ツブは大きくて味が濃い。
カウンターに大きなアスパラがある。
目の前の炭火で香ばしく焼き上げられたアスパラをよく冷えたビールで流し込む。
まず東京ではお目にかかれない立派なアスパラに驚いた。
飲兵衛がここまで旅する意味を、このアスパラ一本で分かってもらえるだろう。
メモメニューはない。
「営業時間18:00~23:00/日・祝休【不定休あり】」