田原町 かづ | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

 

 

 

浅草の隠れ居酒屋でしっとりと更ける夜ew_icon_a400_20231223214805259.gif
東京メトロ銀座線田原町駅3番出口から歩くこと約2分、浅草通りから入った路地に居酒屋(かづ)がある。
屋号に「季節料理 釜めし」と銘打つように、旬の食材を使った料理と釜めしが中心。
主役は毎朝仕入れる魚料理。
料理は刺身はもちろん、うなぎのクリカラ焼、まぐろ山かけなど東京の居酒屋料理らしいものばかりが揃う。
店は夫婦で切り盛り。
テーブル席では近所らしき二人連れのおばさん客が、今は年寄りの世話がたいへんとうなずき合ってビールを飲んでいる。
中年の男一人客は、まだ早い時間に焼酎お湯割り。
こちらは埼玉地酒「藍の郷」を一杯。
飲み屋の喧騒はなく、家で料理させて飲む気兼ねもなく、いちばん良い居場所なのかもしれない。
ところで、ここが釜めし屋であったこともお忘れなく。
注文が入り次第、米から炊く釜めしは、飲んだ後の〆にうってつけ。
お腹に余裕があれば、ぜひその味を試してみるのもいいだろう。
注意合鴨のつくね「塩/タレ」1本200円
うなぎのクリカラ焼1本400円
あじフライ1枚600円
鯨ステーキ800円
芋焼酎「黒霧島」400円
生ビール500円
「営業時間17:00~22:00/水休」