落合川 大黒屋茶房 | 日本の酒場をゆく

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馬籠で木曾の栗のこわめしew_icon_a400_20231012202942d65.gif
JR中央本線「中央西線」落合川駅からタクシーで約20分、中山道の宿場町、馬籠宿に(大黒屋茶房)がある。
馬籠峠から下りた馬籠宿は細い山背のかなりの下り急坂だ。
全長約600メートルの石畳一本道をはさむ民家は一軒ごとに1メートルは下がり、往時は馬でも下りは怖かっただろう。
下からの登りは若い人でも一歩また一歩になる。
昼食に入った(大黒屋茶房)は大きな杉玉が下がり木曽の茶屋の雰囲気をかもし出す。
中へ入るとこれまた古い木曽の、それも枯れていない濃厚な艶を感じる室内だ。
客は全員御婦人で少々恥ずかしいけれど品書には酒の肴もありここで一杯やることもできそうだ。
木曽の地酒「七笑」の燗酒はきめ細かな甘味、酸味、苦味が混じり合い、円熟味が感じられる。
虹鱒の甘露煮、山菜、蕗のとうがこれまた格別。
滋味溢れる山の幸を肴に燗酒をぐびり。
盃に注いだ酒がはらにしみとおる。
〆は木曽名物「栗のこわめし【栗おこわ】」で決まりだ。
注意かけ蕎麦700円
きのこ蕎麦800円
栗おこわ単品 香の物、お茶付800円
天ぷら蕎麦「海老」900円
木曽の地酒「七笑」500円
ビール600円
「営業時間9:00~16:30/無休」