秋田 おひとりさま | 日本の酒場をゆく

日本の酒場をゆく

旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

 

 

北の酒場の名物主人ew_icon_a400_20231009172642e14.gif
JR奥羽本線秋田駅西口から歩くこと約3分、中通の飲み屋街に大衆酒場(おひとりさま)がある。
店内は厨房を囲むカウンターがあるのみ。
楽器が趣味な主人は、クラリネットを吹いて歓迎してくれた。
酒の品書きに秋田の名酒「雪の茅舎」がある。
新山の地下水で仕込んだ、純米酒らしい旨みとフルーティーで軽やかな軽快さがうまく調和した飲み飽きしない逸品。
酸味の高さがのど越しのキレを出し、すっきりした酒に仕上がっている。
冷やか常温で飲むのが旨い。
活きのよい白身魚の刺身などが肴に最適だろう。
料理の品書きを見渡しても、「キムチ」「煮込」「缶詰」などがあるだけで、特別な料理が用意されるわけでもない。
ポテサラだって近所のスーパーで買ってきたものを盛り付けるだけだ。
それでも毎夜常連客たちがこの店に足を運ぶ理由。
それは、主人の人柄と家族のように気兼ねなく酒を楽しめる雰囲気があるからだ。
主人が三味線をとり出している。
三味線にのるメロディーはのどかな郷愁を感じさせる。
注意らっきょ100円
鳥皮150円
ポテサラ200円
塩さば300円
焼酎350円
雪の茅舎550円
「営業時間16:00~翌0:00/日休」