白川郷 いろり | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

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世界遺産の村の食事処で郷土料理に舌鼓キラキラ
荻町バス停から歩くこと約2分、白川街道沿いに合掌造りの食事処(いろり)がある。
名物は、漬物ステーキ。
「漬物ステーキ定食をください」
「はい」
しばらくして漬物ステーキ定食が届いた。
湯気をあげる蕎麦をふうふう吹いて熱いおつゆをすすった。
三和土に置いた石油ストーブが暖かい。
白川街道を行き来する観光客は傘を畳んだ。
「今日は降ったり止んだり、へんな天気」
店のおばさんが外を眺めてお茶を注ぐ。
高山からバスで白川郷まで来た。
粉雪に、今日の白川郷はどうしようかと思ったが、バス停受付のおばさんは「止みますよ」と言った。
漬物ステーキは飛騨地方の郷土料理。
凍りついてしまった漬物をとかすために囲炉裏で焼いた料理法が始まりらしい。
腹ごしらえもできた正午に店を出た。
注意わらび餅420円
揚げだしどうふ648円
朴葉みそ定食1296円
漬物ステーキ定食1296円
とろろ定食1620円
お酒「小」500円
「営業時間10:00~14:00/不定休」