今日は私が愛してやまない声優の1人・
草尾毅さんの誕生日です!
おめでとうございます!
草尾毅さんは1965年11月20日生まれ、蠍座のB型。
(豆知識※X JAPANのYOSHIKIさんと同じ誕生日にして生まれ年も同じ!)
埼玉県所沢市出身で、所属事務所は青二プロダクション、妻は同じく声優で青二プロダクション所属の斉藤佑圭さん(年齢はなんと21歳差)です。
1965年生まれという事は今年で遂に還暦になるわけですね♪
ぱんぱかぱーん🥳
還暦おめでとうございまーす🥳
小学生の頃にTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』を見て声優という職業を知ったという草尾さん。
中学生の頃には絵が上手な同級生に教わるうちにアニメに詳しくなり、「漫画ってこう描くのか」と感心して真似をした経験が声優になりたいと思った原点だったと語っています(自身が主演を務めたOVA『鬼切丸』サントラのブックレットのプロフィールでは趣味・特技が油絵と記載されています)。
高校時代は県内屈指の進学校・埼玉県立所沢北高等学校に進学するも(学級委員もしていました)あまり勉強に集中できず、友人らと記念受験のつもりで東京大学に受験しますが結果は不合格でした。
その後就職をどうしようか考えていたところ芸能界入りを検討するようになり、演技の経験の少なさから「声だけの演技ならなんとかなるかも」と考え青二塾(6期生)に入所し、1年間声優としての基礎を学びます。
1987年公開の映画『紅い眼鏡/The Red Spectacles』の死体役が初仕事となり、ジュニア時代である同年放送開始のTVアニメ『ボスコアドベンチャー』で声優デビューを飾りました(他に着ぐるみなどの仕事もしていました)。
デビューから僅か1年足らずで同年発売のOVA『JUNK BOY』の山崎良平役でアニメ初主演を果たし、更に1988年公開の映画『AKIRA』の甲斐役で初の名前つき役かつ初レギュラーを飾りました(これが事実上のデビュー作とされています)。
そして1988年放送開始のTVアニメ『鎧伝サムライトルーパー』の烈火のリョウ/真田遼役でTVアニメ初主演を獲得し、同アニメの人気をきっかけに翌年の1989年には出演声優である竹村拓さん、佐々木望さん、中村大樹さん、西村智博(現:西村朋紘)さんと5人で声優ユニット「NG5」を結成しました。
ピーク時のイベント数は月に15本、関連CDは70万枚・12億円の売上げを記録、OVAでは予約時点で7万本に達し、更に音楽ビデオに至ってはオリコンチャート1位を獲得するなど絶大な人気を博し、アニメ業界だけでなく『FNNスーパータイム』や『地球発19時』など多くの一般マスコミでも取り上げられるほどでした(『地球発19時』におけるNG5の特集では当時23歳だった草尾さんのこれまでの給料が月5万円だった事も語られていました)。
NG5解散後、1990年1月26日発売のミニアルバム『もういちど I LOVE YOU』で東芝EMI(現:ユニバーサルミュージック)より歌手としてソロデビューしてからはソロアーティストとしても精力的に活動するようになります。
新人声優でありながら本業とは思えない抜群の歌唱力が評価され、『NG騎士ラムネ&40』(1990年放送開始)オープニングテーマ「熱血!!勇者ラムネス」と「めざせ!一番!!」、『あしたへフリーキック』(1992年放送開始)オープニングテーマ「GET MY GOAL」とエンディングテーマ「明日はグッドラック」、『スーパービックリマン』(1992年放送開始)オープニングテーマ「スーパーフェニックス 〜光の世界へ〜」とエンディングテーマ「時の船」など自身が主演を務めたアニメの主題歌を担当する事が多くなりました。
アニメソングだけでなく個人名義でシングルやアルバムも数多く発表し、これまで6枚のシングル、7枚のアルバム、1枚のミニアルバム、3枚のベストアルバムをリリースしています(東芝EMI(現:ユニバーサルミュージック)、キングレコードを経て後にメディアレモラス(現:ポニーキャニオン)、日本コロムビアと所属レーベルを転々しています)。
1989年放送開始の『ドラゴンボールZ』でトランクス役に抜擢され、経緯はとある録音スタジオにいた時置かれていた『週刊少年ジャンプ』を見つけ、丁度その回が『ドラゴンボール』のトランクスの初登場シーンだったため冗談半分で「このトランクスは俺がやる!!」とマネージャーに話した事があった逸話があり、後に1989年放送開始のTVアニメ『ドラゴンボールZ』で本当にトランクス役をもらった時は大変喜んだといいます(演技については「たまにセリフ回しと掛け声を父親のベジータ役の堀川さんに似せてみようと思って演じている」と語っています)。
『ドラゴンボール』シリーズの収録現場はスタッフを含めキャスト陣の雰囲気が非常に和やかで和気藹々だったといい、悟空/悟飯/悟天役の野沢雅子さんとゴテンクスの場面を録る際は台詞の息を合わせるのに大変苦労し「野沢さんが僕に合わせてくれていたのかもしれない」と話しており、また当初幼少期のトランクスを演じる事に対して不安を抱いていましたが「悟空、悟飯、悟天と3役の声を演じる野沢の演技がとても勉強になった」と語っています。
演じるうえでの転機となったのは下記の『NG騎士ラムネ&40』の主人公・馬場ラムネ/ラムネス役を挙げており、当時は20代中盤で小学3年生の役を演じる事になり「小学生を演じるって、いったいどうしたらいいのか」と悩み、かなり考えて演技を作った結果ファンからは好意的に受け止められたそうです。
同アニメで共演した矢尾一樹さんと一緒に仕事をすると担当キャラクターの性格にかかわらず熱血モードになるそうで、打ち上げの席で先輩声優の故・肝付兼太さんからは「毎週若いエネルギーをぶつけているのを見て非常に気持ちよかった。でも毎週あんなふうに叫んでいたら、きっと寿命も縮まったでしょう」と言われた事が忘れられないといいます。
また、1993年放送開始のTVアニメ『SLAM DUNK』の主人公・桜木花道役で更にブレイクしますが現在でも花道の声を出せるのか不安になる事もあり、声を演じる度にドキドキして昔のゲームを見つけてプレイした際には「当時の俺の声若い!!」と改めて実感したといいます。
自身にはこれまでになかった役である事とアフレコが午前10時からのスタートだった事も重なり、毎回あのテンションの声を演じるにあたっては相当苦労していたそうです(2008年4月8日放送のバラエティ番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で花道の声を披露した際「花道をやると、3回に1回は体を壊していた」という噂について否定しています)。
周囲からは「下積みもせずに最初から売れて、その後も二枚目の役ばかり演じている」と思われた事もありましたが実際にはバカにされて蔑まれ、地の底をはいずるような思いもしながら活動していたそうで、それらの経験が何とか形になっているだけだといいます。
テレビの前で視聴者だった頃とは違って様々なものの見方が変わり、2012年時点でも声優業界で生き残っていられるのはその時代に「何をしたらいいのか」「どこを頑張ればいいのか」という経験を積ませてもらったからだと語っています。
30歳を過ぎた頃から何をやっても満足できなくなってしまい、思うように喋れず演じられずどう演じても何か違うような気がするという状態になってしまったそうで、「草尾はどうしたんだろう」とそのような気持ちを製作スタッフ達も感じるようになり、仕事もどんどん減っていきました。
全ての事が八方ふさがりで10年くらいどうしたらいいのかわからない状態が続いていき、40歳くらいになると「もうこれだけ悩んだんだから、いいか」のように振り切れ、その後は少し光が見えてきた感じだったといいます。
草尾さんのライブも観覧するなどNG5時代からの飲み友達でもあった林原めぐみさんがパーソナリティを務めるラジオ番組『林原めぐみのHeartful Station』で1994年にゲスト出演した際に林原さんが「昔、隣の家の犬の『ジロー』に握りっ屁をした」と話すと面白がった草尾さんが「『めぐタンのジローに握りっ屁』のコーナーへお便り下さい!!」と言ったところ後日本当に握りっ屁宛ての便りが大量に届き、仕方なく月替わりのネタコーナー『めぐタンの「ジローに握りっ屁」』が誕生し、レギュラー化されました(ジングルのタイトルコールも草尾さんによる林原さんの物真似と林原さん自身によるものが不定期で交互に使われました)。
ラジオで自身の事を深く打ち明ける事が少ない理由を入野自由さんと共にパーソナリティを務めるラジオ番組『CLUB ココ&ナッツ』最終回を良い機会として語り、その原因と決着を付けてきたという報告を行いました。
2001年開催のお笑い芸人・陣内智則さんの単独ライブ「JING」にて「声優に挑戦」コーナーの講師としてゲスト出演した際に『ドラゴンボールZ』の映画版フィルムを使用しての生アフレコを披露し、観客から暖かい拍手を受けました。
ゲストとして出演したアメリカ・ノースカロライナ州開催の「アニメいずめんと2007」でアメリカ版孫悟天役の声優とフュージョンの掛け声を一緒に披露した際、ドーナツチェーン店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」新宿店で一時間半も行列に並んだ草尾さんの話をきっかけに偶然にも近くにあった一号店の場所を現地のスタッフから教わる事になり、スタッフやゆきのさつきさんや井上喜久子さんらの女性声優陣と合わさって2台の車に分乗し10人以上で買いに行ったそうです。
2015年放送開始の『ドラゴンボール超』では23年ぶりに未来トランクスが登場し「再び未来のトランクスを演じるなんて、1ミリも思っていなかったので、まさに青天の霹靂でしたね」と述べています。
2015年5月20日に同じく声優の斉藤佑圭さんと結婚し、更に2018年に第1児、2021年には第2児を授かる2児の父となりました。
2025年1月18日放送の『名探偵コナン』の第1151話「怪盗キッドと王冠マジック(前編)」で不倫報道により降板となった古谷徹さんの後任として安室透役に任命され、SNSでは「安室さん」がトレンド1位にランクインするほど大きな話題になりました。
その後、『名探偵コナン』公式サイトで本人は「このたび、「安室 透」役とのご縁をいただきました。作品を心から愛してくださっている皆様に、そしてさらに、より多くの方々に、より深く、より濃く愛され、なによりも「名探偵コナン」を、より楽しんでいただけるように、私の役目を努めてまいります。よろしくお願いいたします。」とコメントしています。

