昔のこと。
キンちゃんがまだ幼稚園に入る前。
買い物ついでに百貨店のキッズコーナーで遊んでいました。
見知らぬ親子が何組かいて、
それぞれ滑り台すべったり、かくれんぼしたり、積み木やっていたり、遊んでいます。
見知らぬ女の子がキンちゃんに
「はい」って飴を差し出してくれました。
他の子にも配っています。
その子の母親はニコニコして
その様子を眺めています。
うちの子優しいわっていう満足げな顔。
キンちゃん、
その時まだ飴を食べたことありませんでした。
みんなが食べていたらそりゃあ興味湧く。
でも母としては食べさせたくありません。
遊んでる途中で喉にひっかかったら?
そもそも飴の味を知ってこの先欲しがって
虫歯リスク高くなったら?
こちらはモヤモヤです。
親切も相手が喜ぶとは限らないし、
むしろ余計なことするな的に
思われるかもしれない。
飴が好きで本当に喜ぶ人もいるかもしれない。
いらなかったけど、
だからといって、
「うちの子に飴なんて余計なもの配らないでください!」
って怒るようなことはしません。
でもハッキリ思うままに言葉に出す人間もいるよなぁ。
そこで
「飴を与えない家庭もあるので配らない方がいいですよ」
って優しく言えばよかったのか。
見知らぬ人、そんな意見するような距離感じゃない。
一応ありがとうって喜んでいただいて、
気をそらせて母のポケットに入れて帰りました。